その29
枕が変わると落ち着かない、よそんちじゃ早く目が覚めてしまう。そう思ってた時期が僕にもありました.....。女子の膝枕はそんな小さい拘りをぶっ壊してくれるね。いやぁ凄い凄い。
目を覚ますともうすっかり日もくれていた。具体的にゆうと5時間くらい経ったのかな?体がめちゃくちゃ寒い。
「おはよう久我くん。よく眠れた?」
「寒っ.....。起こしてくれても良かったんだけど。」
「いや起こしちゃ悪いかなって思うくらいぐっすりだったから。」
こんな寒い外で膝枕5時間とかどんな修行?まぁさせたのは俺なんですが。
「そこまで気使わなくていいからな?.....後これからどうする?飯くらいしかいけねーけど。」
この辺の晩飯とか多分死ぬほど高いだろ?まぁこいつの分出す気はないしなんなら俺の分出させるけどな、もし食いに行くなら。
「うーん.....。久我くんさえよければ、私の家でご飯食べないかな?お酒もあるし!」
そう来たかー。いや高い飯食いたかったけどここは行くしかないよな?俺のせいで時間なくなったわけだし。
「おうわかった。材料とかあんの?結構腹減っててさ。」
「家に大体はあると思うけど.....、何か食べたいものとかある?」
「オムライス!!」
食い気味に答えたらくすりと笑われた。子供っぽかったか?いやでもオムライスいいよな?卵もケチャップもご飯も美味いし。実質最強料理じゃないか?
「それなら材料あるから大丈夫!早速私の家に向かおうか。」
さりげなく手を握られてそのまま小鳥遊の家へと。.....終電調べとくかー。
「着いたよー。ここが私のマンション!」
「お.....おう.....。」
まぁ予想はしてたけどね?それを遥かに上回るほどの高級マンションって感じだ。見上げたら目が回るほど高いビル。家賃いくらだよまじで。
「中とかくっそ広いんだろーな。なんかワクワクしてきたわ。」
「そうでもないよ?普通に2LDKだし。」
「普通はワンルームだから!なんだLDKって!一人暮らしにLDいらんから!1Kで充分。」
普通が分からんくなってきた。
「そうかな?広い事に越したことは.....。そっか!そうだよね一部屋の方が近いもんね。久我くん大胆.....。」
「いや大胆な話はしてないんだが。」
頬を赤らめる小鳥遊についていきマンションの中へ、エレベーターを上がり部屋の前まで来た。まず玄関がもう高級。なんか廊下にはよくわからん植物置いてるしさ。でも俺のアパートにもあるか。隣のババアのキュウリが。負けてないな、うん。惨敗中の惨敗だわ。
そういえば女の子の部屋に上がるなんて初めてだ。やっぱり男の部屋と違っていい匂いとかすんのかな?やっべ緊張してきた。ズボン脱いだ方がいい?
小鳥遊がどうぞーと扉を開け中へ入る。玄関から綺麗に整理整頓されていて無駄なものがないって感じ。あとほんのりといい匂いが.....?
「!?.....膣くせぇ.....。」
女の子の部屋は玄関から膣臭かった。最悪の第一印象だわ。




