その28
編集入ると思います あしからず
私はストレートに物を言う性格だと思う。こうやって前の彼女の事を久我くんに聞くくらいだから。
変な声を出した久我くんは空を見つめてる。考えてるのかな?やっぱりまだ気持ちが残ってるの?でも聞くのは今しかない。前回みたいに前の彼女ってだけで心ここに在らずって訳でもないし、なんてったって今、心が近づこうとしている、そんな気がするから。
「.....久我くん?大丈夫?」
少し空を見つめてる時間が長かったから声をかけた。そこまで悩むくらい真剣なのかな?
「あ?あぁ.....、ごめんちょっとぼーっとしてた。まだ好きかって話だよな.....。そんなに聞きたい?」
少し言いにくそうな、そんな感じの雰囲気での確認。これだけでわかりそうなものだけど、まだ言葉として聞いてないから希望はある。と思いたい......。
「うん.....。やっぱり気になるかな。」
ここは押そう。押すしかない。
「そっか.....。いやまぁ正直に言うぞ?なんとなくそんな気分だしな......。好きかって聞かれると好きだよ、まだ。ちゃんと終わらせてないからな。終わったとしてもしばらくは好きなんだろうけど。」
ゴンと思い切り頭に鈍器をぶつけられる、そんな感覚です。やっぱりか.....。そう思えるだけ幾分かマシ何だろうけどやっぱり辛いよ。胸の奥がきゅうってなる。ここまで久我くんの心を縛れていることにひどく嫉妬する。
薄い笑みを浮かべる久我くんは儚い。辛いのだろうか。
「そっか。まぁそうだよね!まだまだ私頑張るよ!」
ポジティブに行こう。それしか道は無いのだから。久我くんを幸せにしていくのも出来るのも私だけなのだから。
「お、おう.....。なんかごめんな。......そういえばなんで前に彼女がいたって知ってたんだ?」
「......。」
これはまずい。嘘をつくのは得意だしさっきもちょこちょこついてたけどこの質問はまずすぎる。知っていてもおかしくない、納得させれる事を言わないと。慌てないで小鳥遊。この時のために考えてきたじゃない。
「乙女の勘かな?」
「んだそれ、ははっ。乙女の勘凄すぎんだろ。」
誤魔化せた。百点満点中百点の切り返しだろうか。
「てかなんか頭いてーわ。昨日寝すぎたかな?ちょっと寝ていいか?」
「え?うんいいよ。どうぞ?」
膝をただしてポンポンとする。太ももにはあまり自信がない。こんなことならもっと肉付き良くすればよかった。
「え?いや膝枕とかいらんけど.....。まぁでもお願いするわ。」
ゴロンと私の膝を枕に眠る久我くん。やばい鼻血でそう。
興奮で頭がどうかなりそうになってたらスーッと寝息が聞こえてきた。あまり外に出ないタイプだから疲れてしまったのかな?
.....絶好機だ。幸いこの辺りの人は優しい。道行く人に頼めば担ぐのを手伝ってくれるだろうか?起きた頃にはもうヴァージンロードを歩いてるまであるよこれは!
「んん.....。」
寝返りを打たれた。寝顔が見えた。.....可愛いすぎる!あぁ作戦はやめにしよう。今この幸せの一時を満喫するのも悪くない。まだ勝負を仕掛けるタイミングはいっぱいあるのだから。
久我くんのさらりとした髪を撫でて私は幸せな時間を過ごした。




