その22
恙無く大学は終わり冬休み。
今日は単位の確認とかで教授に会うのに忙しかったから余計に疲れてしまった。さっさとランザークに跨りアパートへ帰る。
部屋についてビール片手にテレビを付けると、この近くで通り魔が出たって言うニュースがしてた。何かと物騒な世の中になった。技術の進歩で安全だと思ええるのは勘違いか。やはり自分の身は自分で守るしかないな。
ぶーぶー。携帯が突然鳴って驚いた。いや携帯は突然鳴るものか。画面に写し出されたのは小鳥遊の名前。明日の事か。
『もしもし久我くん?今大丈夫かな?』
『おう大丈夫だぞ。明日の事か?』
『うん!久我くん朝弱いから午後の方がいいよね?3時くらいから集まろう?』
それはいいな。お昼ご飯も各自だしお金が浮くわ。
『おういいぞ。でも俺今あんまり行きたいところとかないから適当にやりたい事考えてきて。それについてくわ。』
『わかった考えとくね!明日は急用とかは大丈夫だよね?楽しみ!じゃあまた明日ね!』
『あいあい。また明日なー。』
電話を切る。これでいいか。何するか分からんけど金に気を使う事はなさそーだ。だってあいつがやりたい事についてくから必然的にあいつが金出すだろ?それに俺が金出すのは間違ってるよな?な!?財布の中身は2600円。晩飯代は確実にオーバーキルだ。よし小鳥遊に少したかろう。
と、秋に電話かけるか。暇だろうし。
ぷるる、ぷるるとツーコールで出た。
『ようよう。元気してっか?病院は暇だろうからこの俺が電話してやったぞ。』
『あーはいはい。ちょっと待ってねー。』
いつもと違う声音で秋がそう言うとミュートされた。タイミング不味かったか?
五分くらい待ってると秋のいつもの声が聞こえてきた。
『久我ナイスー。やっと解放されたわ。』
『モブなんかしてたん?まさか病室セックス中だった!?それは申し訳ない事を!』
『殺すぞ違うわ!長谷川くんとゆっちゃんが来てさ.....。後は察してくれ.....。』
あーそういうことか。こいつも大変だな。
『そうか。見た感じパツキンは後輩君好きそーだし、後輩君はモブの事好きそーだもんな。で、モブは俺とセフレだし.....。修羅場すぎワロタ。』
『お前まじはっ倒すぞ!長谷川くんそれでめっちゃ問い詰めて来たんだからな!まじで勘弁してくれ。本当にしんどいんだからさー。』
『そんなめんどいんならやめてって言えば良いじゃん?』
嫌がってんのに行くほど嫌な男じゃないだろう、あの後輩君なら。
『じゃあもしあんたが前の彼女に同じこと言われたらどうすんの?諦める?』
『うっ.....、いやそれはほら、いやまぁ.....、すんませんしたっ!』
『そういう事よ。』
そうかー、そうだよなー。気持ちをどうのこうのするにはその一言では弱すぎるな。相手側がどう思ってようと関係ないもんな。これは反省。
そこから他愛のない話をして電話を切った。気づくともう良い子は寝る時間。明日のために布団に入る。流石に2回寝坊ドタキャンは出来ないからな。寝タバコ上等で一服しながら小鳥遊といつ別れるべきか考える。
まぁ年明ける前までには別れよう。そうだな、そうしよう!決めたぞ!目標なんて生まれて初めて持った。これが充実してるって事か!気持ちがいい!目標に向かって走る。なんて青春!
決意新たにタバコを消し眠りにつく。ぐっすりと。
一週間ほど編集作業入るので投稿遅くなります




