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それが終わり
始まりがあれば終わりが必ずある。
そんなことを考えなかった去年に想いを馳せたなら、そんな日々が永遠に続けばそれが幸せだったと思う。
だが、やはり終わりはやってくる。
ただ、選ぶことはできる。
終わるのを待つのか。
終わらせるのか。を。
私は彼女にメールを送ることをやめて、バージニアに行くこともしなくなった。
無事に卒業論文の提出を終えた午後。彼女が実家に帰っていることを人づてに聞いた。
その瞬間、私の中の全てが冷めて色褪せていった。
手前勝手な言い分なことはわかっていた。だが、どうしようもなくそれが許せなかった。愛おしいと思う気持ちが裏返ったことに気が付いた私は、これ以上は無理なのだと、終わったのだと確信をして、どうせなら、自分で終わらせようと決めた。
だからと言って何をしたわけでもない。
彼女に私と言う存在の居場所を求めなくなった。
ただ、それだけ。




