序章・王家の暗殺
どうも、はじめまして
狐in boxです。
今回これが初投稿ですが頑張って連載していこうと思います。
では『殺された王子の復讐記』をお楽しみください
ある日・・・
そうそれは雨の日・・・
昔はそんざいしたガルデナ王国で起きたことである。
「最近雨が多いから訓練もできないじゃん。」
俺の名前はソウタ、ガルデナ王国の王家の息子である。
年齢は11才。
ガルデナ王国はクレーターのような穴の中にできた国で、攻められやすいのに防衛成功率100%という防衛最強の国である。そして俺は王子だ。
王子でありながら騎士に憧れて毎日訓練を騎士団の人たちとやっている。(騎士団長に無理言って許可をもらってる)
しばらく外を眺めているとものすごい勢いの足音とともに
「おにーーーーーーーちゃーーーーん、あーーそーーぼーー」
と言う声と共に妹のカエデが突っ込んできて、あとを追いかけてくるカナデの姿も見えた。
カエデとカナデは双子でカエデの方が少しはやく生まれてきたが皇位継承権はソウタ、カナデ、カエデの順である。
なぜカエデが一番下なのかというと昔「王になりたくない。いつまでもこのままがいいの。」とわがまま言い続けた結果継承権を捨てることはできなかったが優先順位は一番下になった。
突っ込んできたカエデを避けずに両手で受け止めた。
「遊んでもいいけど何するの?」
カエデが即答で
「かくれんぼがいいなー」
「私も賛成です。」
とカナデも答えたのですることになった。
「じゃあ城のなかならどこでもOK、鬼はカエデで始める。」
『はーい』
こうしてかくれんぼが始まった。
俺はすぐに宝物庫に隠れた。なぜ隠れたかを説明すると鬼は女子だ、たとえ宝物庫に来てもお宝に目がいってしまう。そこを狙えば逃げれるだろう。(カエデには実証済み)
これで勝てる。
そして20分ほどたったがまだ来ない。
喉が乾いているがそとに出れば見つかるかもしれない。
「ここに水があればなー」
と思ったとき、水の入った瓶を見つけた。
(見た目はただの水だし大丈夫か。)
そう思った俺はすぐにその水を取って全部飲んだ。
「プハー、生き返ったー」
瓶を隠そうとしたとき
「キャーーーーーーーーー」
カエデの叫び声が聞こえた。
俺はすぐに宝物庫を出てカエデを探した。
全ての部屋を探し、最後の玉座の間にはいった。
そこには王の父と女王の母、周りの兵士もみんな血を流して死んでいた。カエデとカナデの向こうに見たことのない女性が赤く染まった短剣を持ってこう言った。
「あなたたちもここで死ぬのよ。ウフフ」
俺はすぐに死んだ兵士の持っている盾をとり妹の前に立った。
「お前は誰だ!!」
短剣をもった女性は少しずつ近づいて来て・・・
正面から飛び込んできた。
『お兄ちゃん!!』
俺はとっさに盾を構え、妹たちに「逃げろ!」と叫ぶがその隙を狙って女性は妹たちの方に飛んだ。
(ザシュッ)
その音と共に妹たちが血を吹いて倒れた。
「残念でしたー、妹は守れなかったわね。」
そう言いながら俺の目の前では二人の妹が殺された。
(そんな・・・守れなかった・・・)
おれは愕然とした。
「いい忘れてたけど、私の名前は、『鮮血の妖艶』・・・暗殺士よ。」
そうして愕然としている俺は心臓を刺された。
「父さん、母さん、カエデ、カナデ、みんな・・・守れなくて・・・ご・・・・め・・・・・・・ん」
倒れながら俺は心のなかで叫んだ
(絶対許さない、絶対に・・・・ゼッタイニ・・・)
「こちら『鮮血の妖艶』、ターゲット並びにその一族暗殺完了。」
通信機越しに
「そうか、よくやった。こちらも水攻めの用意はできた。直ちに戻ってこい。プツン」
「初めてだわ、坊やに盾を向けられたのは」
その日、ガルデナ王国は水攻めにあい、住民合わせて全員死んだ・・・・
殺されたはずの俺を除いて・・・・
『殺された王子の復讐記』いかがでしたか?
多くの人は「どこがファンタジーだ!詐欺じゃねーか!」と思ってると思います。
ファンタジー要素などは後に入れていく予定ですので待っていただければ光栄です。
投稿ペースは不定期なのでよろしくお願いいたします。