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消しゴム少年最終回

放課後、3人は下校の最中だ。

「ああ、あと一歩のところだったのに」

自分の秘策が無駄になってしまい、残念でならない孝明。

「すまん、俺が口を滑らしてしまったばっかりにこんなことになってしまって」

陸は言った。

「違うわ。陸君。私が悪いのよ。私があの時、秘策について聞かなければ」

砂井が庇った。

「いや、やっぱり悪いのは俺だよ。相変わらず爪が甘いなー。俺って」

爪が甘いのはいつものことで、先週のテストも名前を書き忘れて先生に怒られていたりする。

「それにしても、明日からの休み時間どうするんだ。僕はともかくお前は消しゴム当てできないだろう」

孝明が言った。

「そうだなー。消しゴム当てはしばらく出来ないし、どうしよう」

「そうだ。陸。外で遊ぼう。サッカーとか」

砂井が提案した。幸い、消しゴム当てが流行っているおかげで、運動場は、がらがらだ。

「このところ、外で遊んでなかったし、そうしよう」

陸が言った。

「でも、3人でやるのか。少なくないか」

孝明が言った。

「いいじゃない。三人だけでも。一人がキーパーであとの二人が攻撃役にすればいいのよ」

砂井が言った。

「うん、そうしよう。じゃ、明日からサッカーだ」

陸の言葉によりサッカーをやることが決まった。

次の日から、みんな消しゴム当てにせいを出しているのをよそに運動場に出て、サッカーをした。

 子供達の間の流行の遊びは消しゴム当てだが、全員が夢中になっているわけではない。消しゴム当てに興味がなくて暇そうにしている人間を誘うと、それなりに人数になり、楽しいサッカーができた。

 1ヵ月後、消しゴム当て禁止期間が過ぎた。陸達は再び消しゴム当てに熱中した。しかし、砂井はあの巨大消しゴムを再び使う事はなかった。巨大消しゴムは多すぎるために、卑怯だと砂井が考えたからだ。

 砂井は負ける事が多いながらも、今日も消しゴム当てをやっている。陸達と一緒に。


                    完


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