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氷姫  作者: 秋元愛羅
私とあの子と天才と
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あの衝撃的なデートから気づけば夏の大会が終わり最後の夏休みに入っていた。


あれから刹那とはいろいろと話せる仲になりいい関係を築いていると思う。


遥はちょっといやそうな顔をするけれど離そうとしないから内心はそう嫌がってないのかもしれない。


そして今、


「へぇ、こんなのがあるんだ」


「そうそう、これが文化祭のときで・・・」


「あんたたち、勝手に人のアルバム持ってきて見るな!!


そして正志、あんたの目的は勉強でしょうが!!」


「いや、あまりの可愛さに」


「か、可愛くない!!」


本来の目的の受験勉強をほったらかしにして刹那と遥のアルバムを見ています。


それから最近刹那君によって遥をからかう瞬間を見つけました。


真っ赤にして否定するのが可愛いんだ。って、一本とられるときが多いんだけど。


それから写真を見ていくと、ん?っと思った。


「これ・・・」


俺が指で示したのが気になったの、どうしたのっと顔を近づけてくる。


ち、近いです。


「ああ、これが去年話した静音。結構似てるでしょ?


でも性格は真逆なんだけどね」


大会で優勝したときの写真なのか華音とよく似ているがまったく違う人物と一緒に遥がトロフィーを持って写っている。


その写真を見ている遥の顔は穏やかだ。


「そうそう、初めて組んだときそりが合わなくてすっごくいらいらしてねぇ」


当時のことを思い出しているのか刹那は笑いながら話す。


「あんたちょっと向こうに行ってなさい。


あんたがいるとなにか変なこと吹き込まないかひやひやするから」


「へいへい。んじゃあ、ちょっと席を外しますわ、お嬢様?」


「さっさと、出てけ!!」


ひらひらと手を振って部屋を出て行った。




刹那の顔、笑ってたけどね。





1年も放置してごめんなさい。

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