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氷姫  作者: 秋元愛羅
転校生とWデート
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部活中


遥の隣にいる人を見てびっくりする華音の姿が見えた。


「刹那さん!!」


「華音ちゃん元気?久しぶりだね。


えっと、前はたまたま澪ちゃんの家行ってたときだよね。


お兄さんたちと仲良くやってる?」


「はい、仕事が忙しくてなかなか会えないですけれど仲いいですよ。


それにしても珍しいですね、まさか転校してくるなんて」


「俺も突然だったからびっくりなんだよ。まぁよろしくね」


「はい」


「で、刹那は帰ってくれる?」


「手伝いを・・・」


「迷惑。


部長、こいつ外に出すから少し時間を頂戴」


そう言って刹那君を引きずりながら校門の方に行ってしまった。


「澪ちゃんって誰?」


「遥先輩の遠縁にあたる子で私の友達です」


髪が長くてすらっとした日本人形みたいな子なんです、と思い出しながら言う華音。


日本人形って人によっては侮辱した言葉に当たらないか?


遥に昔あるアニメキャラに似てる(実際の共通点が、髪が長いというだけ)って言ったやつがいたけど怒って一時期髪の毛を縛ったときがあるから。


「あのさ、思ったことがあるんだけど。


あの二人がくっつく可能性ってあるの?」


伊織が珍しくとんでもないことを言った。


いつもなら他人の恋愛は興味ないし関わりたくもないといって避けるのに。


「え?あ~なくはないですね。


一応恋愛結婚推奨ですし、本当に一昔ですけれど結婚したっていう例もあるみたいですから」


すらすらっと答えていく華音に驚いた。


「俺は華音がそれに答えられる方が不思議だよ」


「そういう質問は中学のときしたので覚えているんです」


華音って時々怖いもの知らずだよなって思う。


そういう個人的な話、俺は避けてしまうから。




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