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氷姫  作者: 秋元愛羅
転校生とWデート
16/32

遥が学校を休んで登校してきた日から一週間がたった。


時々無表情で外を見たり部活中でふとしたときに憂い顔になったりと何か心配しているような行動が目立つようになった。


でもそれは一瞬で聞きたくても聞けないのだ。


またもし言ったとしても前みたいに隠されてしまう。


唯一の頼みの綱の華音も気づいているみたいだが何も言わないし・・・





今日はいつもの日常ではなかった。


わいわいとしている中、ガラッっと入ってきたのは先生と・・・


「はいはい、あまりにもめずらしニュースを発表します。


短い期間しかいないけれど転校生がやってきました」


「はじめまして、遠藤刹那です。よろしくお願いします」


彼の言葉に一瞬違和感を思ったのはイントネーションだろうか。


上がり下がりが分かると言うか・・・・


ただ女子の方は別の方できらきらと目を輝かしている。


うん、俺も認めたくないけれど美少年だね。


遥は・・・あれ?すっごいびっくりしている。


知り合いなのかな?


「えっとさっき動かしといたそこの席に動いてくれる?」


「分かりました」


スタスタと歩いてきたのは席ところではなく遥のところ。


「何?」


「何ってひどいやん。正月ぶりなのに。ちょっとぐらい挨拶してよ」


「これ聞いてないんだけど」


「うん、知ってる」


はじめましてもない会話が始まって先生も困惑している。


この会話からして知り合いなのは間違いない。


従姉弟とかなのか?


「まず遠藤座ってくれ。STが始められん」


「あ、すんません」


ぺこっと頭を下げスタスタっと戻っていった。




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