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昨日は投稿したつもりになっていて投稿していないことに昼前に気付きました……orz


 うぅん! と私はたまらずに唸った。口角が跳ねるように引き上がり、うっふ、と笑みまでこぼれてしまった。


「どうよ? なかなかいいでしょう」


 ジュディがまたキラッと笑った。


 ええ、と私は答えた。「味がガツンと来たわ。味自体はデザートなのに、その衝撃は主菜級って感じね」


「そうそう! いやぁ、わかってくれてうれしいよぉ」そう言って、ジュディは気持ちよく歯を見せた。そのまま自分のケーキフォークを手にして、自分のチーズまぶしティラミスを切り分けた。私が切り分けたそれの1.5倍のサイズを、口いっぱいに開けて頬張った。「ふぅお、おいひぃい」


 私はもう2口を食べてから、ジュディに質問した。「ねぇ、これってあなたが自分で導き出したの?」


 いんや、とジュディは答えた。「お父さんからとっておきの食べ方だって小さい頃に教しえてもらったのよ」


 ほぉ、と私は応えた。ジュディは続けて補足する。


「お母さんには内緒だぞ、お父さんと一緒か自分1人の時だけにするんだ、と言って、お母さんが少し離れた街で散髪するのに着いていった時にお父さんに、スイーツショップの店先のテーブルでね。お父さんは周りの目を盗んで、まるで悪いことをする時みたいにふっふっふと笑って粉チーズをパラパラって。私がそれを食べて足をばたつかせながら喜んだのを見て、お父さんとはさっきとは正反対の優しい笑顔を向けてくれた。いまでもよく覚えているいい思い出だよ」


「それは素晴らしいわね」私は言った。「そんな大切な味を私にも教えてくれたことも」


 えっへっへ、とジュディは声に出して笑った。


 私は残りをぺろっと平らげて言った。「おかわりしようかしらね」


 おお、いいね、と言ってジュディも残りをお腹に入れてから注文用紙2枚に数字を記入して店員を呼んだ。明日へのエネルギーは、十二分のチャージされそうである。

次話は明日の21時台に投稿予定です。

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