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昨日、巨人対カブスに熱中しすぎて、また投稿忘れてました涙
「「ごちそうさまでした」」
私とジュディは息と手を合わせて言った。時間も20時前と、入り口近くで席が空くのを待つ人もちらほら出てきたので、ささっと席を立って退散することにした。
私たちはそれぞれに自分たちの伝票を持ってレジへ向かった。私の次にジュディと会計を速やかに済ませた。お互いに想定よりお金を使ってしまって、苦笑いを交わしあった。
退店し街道に出ると、大人の人通りが先ほどよりも増していた。基本は学生通りだから、よくある繁華街のように昼と夜でまったく性格が変わることはないけれど、街道に留まり続けるのは憚られる雰囲気があった。私たちは早足で街道を抜けて、学園の東側敷地に入り、帰寮した。
自分たちの階に上がると、私とジュディはそれぞれの部屋に戻って入浴の準備をした。部屋のシャワーではなく、大浴場を利用するために。何度も言うように寮あるいは学園に戻ってきている生徒はまだ僅かながら、大浴場は数に関係なく利用できるようにしてくれている。須らく贅沢である。むしろ、人のほとんどいないこの時期に大浴場を利用したいと早めに戻ってくる生徒も、少ないながらいるのだ。私はタオルや着替えにスキンケアと速やかに準備して、階段付近に向かった。そこで少し待つとジュディもやってきて、またぺちゃくちゃと話しながら階段を降りた。
大浴場に着くと、私とジュディは歓喜した。時刻は21時前、遅めの時間というのもあるのだろうけれど、運よく私たち以外に利用客がいないようだった。脱衣所で第三者が利用している形跡はなく、浴室に入っても誰かの会話や息遣いも聞こえてこなかった。
やっほー! とジュディが右手を頬に添えて言った。ジュディの宛のない呼びかけは、幾重にも分身して浴室内に響き渡った。それに対する有機的な反応はやはり返ってこなかった。
「もう、他の人がいたらどうするのよ」私は言った。
「別に誰かいたとしてもわかってくれるよぉ、広いお風呂を独占できることの興奮をね」
ジュディはにんまりと笑った。
「ま、いい機会ね」私は応えた。
私とジュディは速やかに体を洗って、数ある湯船を巡った。バッシャーン、と音がするくらいにはしゃぐことはなかったけれど、思う存分体を伸ばしたり、お湯のかけ合いをして楽しんだ。
その最中、ジュディからある提案があった。
「ねぇホイットニー、今日は私の部屋でお泊りしようよ」
次話は明日の21時台に投稿予定です。




