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2026年マスターズ陸上日記 その3

4月6日(月)


午前8時半からバラ公園下の空き地で投擲練習。

バラ公園は桜が満開だ。


円盤投げはパワーアップを目指して昨年末から2kのダンベルを投げて来た。

1kの円盤を投げるのは昨年10月の全日本マスターズ以来ほぼ半年ぶり。

「2kのダンベル投げの効果は如何に」

と、大いに期待して練習開始。

結果は大いに期待はずれ。

32mが今日のベスト。

デジカメの動画を見るとフォームは悪くないが、腕の振りが遅い。

素振りの必要性に気づいたのが今日の収穫としておこう。


砲丸(4K)はステップで視線と上体の向きを後ろに残すフォームにトライしたがダメ。

70歳を過ぎてこのフォームはもはや無理だと知る。

サイドステップに戻し、腰の遠心力と右肩の突込みで投げて10m50。

まずは早く11mにまで戻すべし。


途中、散歩にやって来たフレンチブルドックが、少し離れたところに座り込んで私が砲丸を投げる様子をじっと見守る。

そのけなげな様子を見て、私は飼い主の女性に

「可愛いですね」

とお愛想を言った。

彼女は

「ありがとうございます」

と、パッと顔を輝かせて実に嬉しそうに返事をした。

私は彼女を見てそう言ったのだが、意味していたのは私に好意を示してくれたフレンチブルドックであるのは勿論こと。

しかし私の言いかたは、彼女に結果として善意の誤解を与えたのではないかと、バラ公園に消えていく主従を見ながらふと思う。



バラ公園から戻って来ての帰りにひょっとして

「可愛いのは私だったのですか、それとも犬ですか?」

と聞かれたら何と答えようかと思案する。

「両方です」

という中立的、かつ双方にいい顔ができる名回答を思いつくが、彼女と犬は戻って来なかった。






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