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70代のひとり部活  作者: 種田
18/55

猪の食卓

7月3日 


午前8時から11時半まで河川敷で投擲練習。

今日も梅雨空、風もなく蒸し暑い。

先日の大雨が残した川岸の泥の上にはイノシシの足跡。

よく見ると大きな足跡から2mほど離れた場所に、小さな足跡が点々と続いている。

親子のイノシシが夜中に山から下りて、好物のミミズをあさりにこの川岸にまでやって来たようだ。

父子なのか母子なのか?

昨夜、その親子の間でどんな会話が交わされたのだろうか?


3時間投げ続けて、砲丸も円盤も下半身の力を使わないとないと飛ばないという、いつもの結論にたどり着いて練習終了。

(現状打破!)

そう思っていつも練習を始めるのだが、しかもフォームをあれこれ試しはするのだが、結局らせんを描きながら着地したところは現状維持の場所。


円盤の最後の一投は高いアーチを描いて35mまで飛んで行った。

久しぶりの35mだ。

(やればできるじゃないの)

と、大いに満足感に浸る。

四回の試技しか出来ない実際の試合においては(数打ちゃあたる)では役に立たないのだが。



(山頭火の一句)

春もまだ寒い街角で売る猪の肉で 


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