満ち足りないのはひび割れてるから 震えているのは止まっているから
愛された記憶がある
望まれた記憶がある
だから、生きている
望まれたいと望むのは
僕の心が乾いているから
のどを潤す水のように
それは僕の心を満たす
愛されたいと望むのは
僕の心が凍っているから
羽毛布団に包まるように
それは僕の心を溶かす
だから僕はいつも与える
望むだけでは得られないから
励み
優しさ
笑顔
温もり
乾いた心で
凍った心で
中身の伴わぬ虚ろな形で
古い記憶を掘り起こしながら
そこにあるように言葉を紡ぐ
それで誰かが笑顔になるなら
それで誰かが救われるのなら
そこに本当の心がなくても
そこに本当の愛がなくても
誰も不幸にならないだろう
誰もが損はしてないだろう
望まれたいと望むのに
傍にいてという言葉を恐れる
純真無垢な子供のように
飛びつき傷つけたくはないから
愛されたいと望むのに
愛してるという言葉を恐れる
分子運動が止まったように
凍った心じゃ返せないから
だから僕はいつも与える
望みが叶うと信じてないから
喜びを
与え
信じて
支え
乾いた心で
凍った心で
何度も何度も想いを紡いで
与えるだけなら傷つきはしない
受け入れなければ失いはしない
だから僕は与え続ける
乾いた心で
凍った心で
拒むのはただ臆病なだけ
失う怖さを知ってるから
得る幸せを知ってるから
愛された記憶がある
望まれた記憶がある
だから、耐えられない
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望まれるなら
愛されるなら
怖さを越えて
その手を掴んで
そこには確かに
あなたを思う
愛があるから