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水の入った小瓶~暑い日~
晴天が続いたある日
道端に水たまりを見つけた
周囲に民家などは何もなく
そこに突然できたかのように、その水たまりはあった
雨も降っていないのにと不思議に思いながら
いい話のネタが出来たと、足を先へと進めた
そして、少し歩くとまた水たまりがあった
同じ様な大きさの水たまり
またかと思い、今度はよく覗き込んでみる
水たまりの表面が揺らぎ、太陽がキラキラと反射している
何のことは無い、ありきたりな水たまりだ
それにしても今日は暑い
冷たいものでも食べようかと先を急ぐ
待ち合わせの場所に着いた。
そろそろ時間だと言うのにまだ来ていない様だ
ふと見えたのは、
水たまり
よく見てみると、あちらこちらに水たまりがある
そういえば、今日は誰にも会っていない
今日は日差しが強く、溶けるほど暑い
身体から水がしたたり落ち、足元へと広がっていった