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ハ・ネ・マ

作者: 野脇幸菜

原則1行11文字、「を」・「ん」からの頭文字は無しです。

〈ハから作文〉


花火は

人が多すぎて

複雑なんだ

僻地に

他の音もなく


まったりと

観るのも

無機質すぎて嫌だけど

目まぐるしい中を

朦朧としてまで


やって来てしまうのは

愉快だとも思うんだ

夜空に


ライトを照らして

凛と輝く世界は

類似空間として

レトロな時代と

ロケーションが


輪のように繋がってる


愛している人と

一緒に見る

嬉しさは

エンドレスで

音を聴くごとに



拡張していく

きっと

繰り返されてる

経過しても

困難な時代でも


再来世紀になっても

萎れることなく

澄んだまま

先人として

空から教えるんだ


大切なものは

小さくても

つまらなくてもいい

手にしてみれば

時の流れを通して


馴染んでくると

逃げ込みの人生は

抜け落ちて

根に染みこむ事はない

後々にはと


〈ネから作文〉


ネコと

のんびり


ハグして

昼寝をしていたら

複雑な気持ちになった

平凡な

他にもある



毎日に

自ら

向かっていってる

面倒な

問題からも


やっかいごとからも

夢見るばかりで

欲を出すだけで


楽な方法ばかり考えて

理屈ばかりごねて

ルーレットのように

連続的な

ローリング状態を続ける


枠から


新しい

一歩を踏み出す事もなく

うわの空のフリして

偉そうに

大口たたいているだけ


改変させようとしても

気持ちで思うだけで

くり出そうとしない

結局

このままで


歳月が

静かに

過ぎていく

生活は

そのまま


たち悪く

チンケに

つまらなく

手軽で

特別なものではなく


何も変わらず

日常化し

抜け出せなくなっていく


〈マから作文〉


真夜中に

ミステリアスな

ムードで

巡り会った

モアイは


焼き芋を

湯船の中で

よく温めていた


ライバルは

リンカーン像

類似品の

レールに

ろくでなしと


私を


愛の子のように

一緒に

受け入れるなと

えらく

怒っていたっけ


かねがね

気づいていただろうけど

悔しかったんだ

結構

こらえていたんだよ


さすがに

しょうもなくなって

全て

清算したけど

爽快感はない


ただ

小さな

つっかかり

程度はあるんだ

どうでもいい


悩み

憎らしさ

抜け目のなさ

妬み

飲み込んで


はらい去ったそんな事は

広い

不思議な国から

ヘリでやって来た

仲間を探す君のために

不思議な作品もあったと思いますが、どうでしたか?

寝る前に考えたりすると眠くなるのでこの方法はいいですよ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 昔の芸術のなんていうか知らないけどそう言うつくり現代っぽくしてもしなくても良いけど古いつり方だなーと思った夏目漱石の時代こういうつくりがはやったんだよなー形式的には悪くないけど好きじゃない技…
2009/02/02 02:08 退会済み
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