第一話:異世界転生とかマジイミフなんですけど
ウチゎ他の人より大きい自分のおっぱいがまぢで嫌いだ。
邪魔だし、夏は蒸れるし、サイズデカいブラはかわいいデザインが殆ど無いし、走るとき超痛い。
男子からはジロジロ見られてまぢ勘弁だし
同じ女子からのジェラシーはハンパなくて友達はギャル友のうーたんしかいない。
だからつらみを感じるウチゎグレて夜な夜なうーたんと夜の街でブチアゲてんだよね。
今日はうーたんと丘の上の公園でビニ飯(コンビニ弁当)食べながらブーヤ(渋谷)の夜景を眺めていた。
最近つらみを感じるウチゎうーたんについこんなことを口走ってしまった。
「うーたんさぁ~ウチと一緒にいるとガン萎えしない?」
「するわけないぢゃん!花音マジ卍だしちょ~優しいし!」
そう言ってうーたんはウチの左手を優しく握った。
「花音!くよくよするのはなしよりのなしだよ!ウチは何よりも花音の笑顔が好きなんよ!」
やっぱりうーたんは家にも学校にも居場所が無いウチの心の拠り所だ。
「ありがと…うーたん…」
うーたんの方を振り返るとブーヤ(渋谷)の街が森になっていてうーたんの姿は消えていた。
「あれ…?うーたん?」
「やぁ!」
知らない人の声が聞こえた。
振り向くとそこにはマジABN(危ない)な格好した卍娘が立っていた。
「私はサキュバスのバリエロス・セクスパイオス!セクちゃんって呼んでね!」
「えっちょっとまってマジイミフ(意味不明)なんですけどつかここどこなんマジで」
「ここはアナザーワールド!地球の裏側にある魔法と暴力の世界さ!」
「え?ここ地球じゃないの?」
「そうさ!地球の裏側!」
「ディズニーランドみたいな?」
「多分その通り!」
状況が飲み込めずウチの頭はパニパニパニック状態だ。
するとたちまち視界が薄暗くなってきた
「あ、一つ言い忘れてた」
露出ヤバ娘は冷や汗を垂らしながら言った。
「そういやデカチンゴブリンに追われてる最中だったのよね」
「上を向いてごらん」
上を向くとそこにはウチの高校にいるセクハラ教師に似た顔の、
でっかいおちんちんつけたハゲ男がウチらを舐めるような視線で見降ろしていた。
「せっ生理的にムリーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
森の中にギャルの絶叫がこだました。