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第十六話

シルフィー達は、ユウマの言葉を聞いて少し考えて「はっ」としていた。 

 その頃、ロベルトはリステーの様子を看ていた治療師の近づきエリクサーの入った小瓶を渡し。

「エリクサーだ。それを早くリステーに飲ましてやってくれ」


 治療師がその小瓶を受け取り、小瓶の中身を聞いて驚いていた。

 だが、驚いている場合じゃないと思い。

 直ぐにそのエリクサーをリステーに飲ませた。


 するとリステーの頭にできていた、たんこぶが風船の空気が抜ける様に縮んでいき。

 それと同時くらいに身体全体に負っていた火傷が、一瞬のうちになくなった。


 そして、今までそんな傷が無かった様に綺麗にやけどの後が消えて治っていた。


 治療師がすべての傷が治ったのを確認して、最後に光属性の体力回復魔法と治癒力促進の魔法をかけて帰っていった。


 何故最後に体力回復魔法をかけたかと言うと、身体に負った傷を急速に治すと体力が残っていない為に、直ぐには目を覚まさず、下手をすると二、三日目を覚まさない事があるそうだ。


 そして治癒力促進の魔法は、体力が回復したら後は自分自身の治癒力で回復を促す魔法ある。


 ただし上位の回復薬又は治療薬の場合は、その行為はあくまで気休め程度で、かける必要も無いとの事だ。

 今回も使用した治療薬は、エリクサーなのであくまで念のためだそうだ。


 リステーは医務室に寝かしたままにして、みんなはここを離れる様にした。

 ここには念のため、リステーを看病するのに使用人を何人か残しす事になり。


 そして執事のセバリオが使用人に指示を出したあと、ロベルトとユウマ達に向けて言葉をかけてきた。

「それでは、こちらの方は我々に任せて頂き。皆様には少し遅くなりましたが直ぐに朝食の準備をいたしますので、それでは食堂に方へ」

 そのように執事のセバリオが申し出て、みんなを誘導していった。


 そしてユウマ達は、少し遅めの朝食を頂くため、領主の館の食堂に連れられていかれた。

 食堂についたらすぐさま、朝食の準備が急ピッチで行なわれて、朝食をとる事になった。


 先程のなんともいえない余興の為、余りにも遅くなったので軽めの朝食となり談話をしながらとる事になった。

 食事が終わりその足で応接室に向かい、この後の予定などの話をしていると。


 扉を《()()()()》とノックする音の後に、使用人の女性の声がして。

「失礼します」

 そう言って中に入りロベルトの横に行き。

「リステー様がお目覚めになりました。でも?どうも様子がおかしいのですが?」

 みんな頭を捻り「はぁあ?」と声をそろえて。

「リステーを、ここまで連れて来られるか?」

 ロベルトが使用人に連れて来れるかを尋ねていると。


 また応接室の扉を《()()()()》とノックをした後に、使用人の女性が扉を開けると、リステーが中に入ってきて。

「失礼します。叔父上、あっ来客中でしたか?すみません」

 このリステーの言葉にここにいた全員が。


「「「んんん・・?」」」

 などと頭に上にハテナマークを出して、頭を傾け。


「しっ、シルフィーさん、彼おかしくないですか?」

「はっはい、おかしすぎます。だって雰囲気が全然違いますし?」


 そう、このときのリステーは、最初に会った時の派手な服を着ておらず。

 とても清潔な服装で、しかもまともな格好で、そのうえ礼儀正しく表情も凛々しく見えた。


「申し訳ありません。お話中に、こちらの方々は?」

「「えっ!・・?」」

「リステーよ、憶えてないのか?」

 リステーの言葉に、みんな唖然としてロベルトが今までの事を憶えてないのか聞いてみたら。


 リステーは不思議がり考えてがら語った。

「なんの、事でしょうか?叔父上どの」

 そう言葉を語り、今までの事を憶えていない様だった。

第三章:第十七話につづく

その頃、ロベルトはリステーの様子を看ていた治療師の近づき・・・・・?

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