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第六話

ユウマに向けて剣を振り上げて攻撃をしてきた。

 しかし、ユウマはリステーの攻撃を軽々と考え事をしながら避けていた。


 その動作を間近で見ていた執事のセバリオは、鮮やかにそして無駄の無い動きで避け続けるユウマに、驚きすごいと思っていた。


 何度か長剣を振り回していたリステーだったが、段々息が上がり動きも若干鈍くなってきた。


 そしてユウマは、その姿を見てこう思った。

『そりゃ息も上がるだろう。何せ彼の着ている鎧は、とても重そうなフルプレートメイルで重騎士が着る様な頑丈な鎧だし。しかも役に立ちそうもない大盾を片手に持って構えている。そのうえ彼の身の丈にあってない長剣を振り回している。てっ言うより重さに耐え切らず振り回されているからな』


 そう思ってからリステーを馬鹿にしたように声をかけた。

「あのー、疲れません。そんなに重そうな鎧を着込んで戦って。これって訓練ですよね?あっ、そう言えば決闘て言ってましたっけ?」


「きっ・・貴様!何処まで愚弄する気だ!こっ殺してやる」

 完全に頭に血がのぼったリステーがヒステリックに言葉を吐いた。


「あっ、やべ!怒らせすぎた。やりすぎたかな?」

 この会話をする間にも、所構(ところかま)わず剣を振り回すリステーだったが。

 その殆どが雑でかわしやすいので、余裕でかわし続けるユウマであった。


 数分後リステーは、疲れて完全に動けなくなり長剣を杖代わりにしてたっていた。

 そして、肩で息をしてこちらを睨みつけて、威嚇している。


 だが、ユウマとしてはその威嚇は、気にする様な事ではなく。

 平然と余裕の表情で、リステーの息が落ち着くまで動かず見守って待っていた。


 そしてリステーは、ある程度時間が経ってから落ち着いて。

 やっとの事で、息が整えてから重いフルプレートの鎧を脱ぎ捨て、再度構えてこちらを睨み付けてきた。


 先程と打って変わって真剣な顔立ちになり。

 その姿のリステーを見たユウマが考えて。


「すみません。少し悪ふざけが過ぎましたね」

 ユウマは、そう言って自分の気孔系スキルなどの恩恵、効果を使用せず。

 気合を入れなおし合気道の構え、右半身の構えを取った。


 ちなみに、先程から素手と言っているが元々女神フィーナ様に貰ったガントレットは、昨日寝る前に形状を変化できる事が解って変化させている。


 現在はゴツゴツしていたガントレットから、手袋に近い形状に変えている。


「ここから本気で、貴方の攻撃に答えますから。覚悟してくださいね!」

 彼の本気の姿を見たユウマが謝罪して、本気を出すとリステーの目を真剣に見て答えた。


 このユウマの行為に少し及び腰に成ったが、リステーは頭を振って構えなおして息を呑んだ。

第三章:第七話につづく

そして両者ともに構えた状態でにらみ合いをしていたが・・・・?

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