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第三十二話

ユウマは、またステータスとスキルを見てうなだれ。こりゃ凄い事になり始め既に自分は人外の存在になっていくのを感じていった。

 余りこの事は、いつもどうり考えないようにして、後は後日確認する事にして早々に寝ることにした。

◇◇◇◇◇


 またまた白い空間にある神の間のとある場所より、1人の天使が女神フィーナ探し求め、いつもフィーナいる部屋に来たが・・・。


「なにしてるですか?フィーナ様」

 女神フィーナの従者の少女天使のミアが、女神フィーナのだらしない顔でニヤニヤしていたのを見てしまい、またこの駄女神はとため息をはいた。


「うふっうふふ、えへへへ、今度は何時遠心通話(テレホン)してくれるかなぁ、ってミア?なになに」

 横に来ていた天使ミアにフィーナが、驚いて話しかけた。


「いや、気持ち悪くニヤニヤとだらしない顔して。 はしたないな、あなた女神なんですよ」

 フィーナに、小言を言った天使ミアに対し、フィーナはうっさいなーな人の顔を馬鹿にしてと思い。

「で!どうしたの?また、何かあった」


「あっ!そうなんですよ。また下界の未来が、アーストリアの未来が、予見の未来が、どんどん変わっているんですよっ!」

 天使ミアが、予見の未来が変わったと、フィーナに迫って嬉しそうな声で語った。


『ふーん!またユウマが関わったことだろうな、前回のことがあった後、リンカちゃんたちも色々人を助けてるみたいだし』

「で今度は、誰の予見が変わったの!ミア」

 フィーナは、考えてから早めに誰の予見の未来が変わったのかと思い、天使ミアに聴いてみた。


「あっ!はいはいえっとですね?」

フィーナが聞いてきたので、早めに本題に入った。


「すごいですよね。アーストリアでの近い未来がどんどん良い方に変わっちうんですよ。 予見が違う良い未来になってるですよ♪」

 天使ミアは、喜びながらフィーナにアーストリアの未来の予見が変わったと、喜びを身体で表しニコニコ報告してきた。


「で誰の未来で。なにが、どう予見が変わったの?」

 フィーナが、どう予見が変わったか、天使ミアに聞いてきた。


「えっとですね。トライアでですね。勇者になりうる少年とレアスキルを発動する少女と聖女の可能性を持つ少女、そして珍しく誕生するかもしれない大魔導師の可能性がある少年の4人の転生者が無事に冒険者登録できたのです。しかもみんな更なる可能性を秘めてるみたいです♪」

 またも天使ミアが、喜びながら質問に答え、ニコニコしながら笑顔をフィーナに向けた。


「えっ!ホント。またまたやったじゃない」

「はい、前回に続き最近転生者の行方不明や神器の消失、そして転生者たちの不幸な生い立ちの未来でしたよねっ!でも最近は良い未来になっていくので万々歳ですよね」

 天使ミアが、女神フィーナに以前の予見の未来を思い出してから最近は良い事ばかりですと答えた。


「ええ、確かにそうだったわね。それにどう介入しても最終的には同じような未来になるから、起こった後に見つけ出し救済をしようと三神会議で話しあったもの」

 女神フィーナが、確かにそうであり、会議で起こってから下界の様子しだいで何時でも助力を出来るようにしていたが、最近は以前召喚して何度の人の運命を変えてくれて、助け出してくれる、ユウマに特に期待をいだいている。


「最近は、ユウマさんが色々な人に関わって運命を変えてくれてるから、私はかなり助かるけど他の2人の女神はどうなのかしら?」

 女神フィーナは他の女神を心配して天使ミアに聞いてみた。


「えっ、他の女神様ですか?確かどちらも今は、色々錯綜して以前のうちの状態と余り変わらないようですよ、どちらかと言うと悪くなってるみたいですよ」

 天使ミアは、女神フィーナに他の女神の領域は以前のうちと同じかそれ以上に酷い状態だと説明した。


「うん!そうか、そうなのか。できる事なら手伝いたいけど出来るだけ干渉しないようにしないといけないもんね」

「そううですよ。他の領域に手を貸しては、違う意味で均衡が崩れて大災害になりかねないですから」

「そうなのよね、できることならユウマさんに手をかけてもらいたいけど、それだと今度はうちの領域が大変な事になりそうだし・・・・・」

 女神フィーナの質問に天使ミアが答え、フィーナはユウマを如何にか他の領域でと思ったが、それだと、こちらの領域でまた同じような事がおきそうな気がしていた。


「でも!そのうちユウマさんに助けてもらおうかな?」

 女神フィーナがいつかは、ユウマに全世界を助けてもらおうと考えていた。


 そして、今回ユウマが助けた、子達の情報を確認する為、女神フィーナはタブレット端末を起動して情報を見た。


☆-☆-☆-☆-☆

ユウマの行動検索、トライアの街中で転生者である少年、少女達を救出。

その後同行して冒険者ギルドへ向かい、無事冒険者登録を行う。

ユウマが関わって救った人物


*アリア・フォン・セシリア:仮登録冒険者 冒険者称号【プリメール】(女)

(元の予見では、街のゴロツキに襲われ神器を奪われる。その後、自主的奴隷として性奴隷の闇奴隷市場にうられる。

 →新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)


*メイリ・フォン・リスター:仮登録冒険者 冒険者称号【プリメール】(女)


(元の予見では、街のゴロツキに襲われ神器を奪われる。その後、一人のゴロツキに犯されて記憶を無くしどこかに消えていき行方不明となる。

 →新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)


*リンク・ユータ:仮登録冒険者 冒険者称号【プリメール】(男)

(元の予見では、街のゴロツキに襲われ神器を奪われる。その後強引に奴隷にさせられて、危険な戦闘に荷物持ちで同行、おとりとして捨てられ死亡。

 →新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)


*ロン・グローリー:仮登録冒険者 冒険者称号【プリメール】(男)

(元の予見では、街のゴロツキに襲われ神器を奪われる。その場で運悪くゴロツキに刺され死亡。

 →新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)



☆-☆-☆-☆-☆


「ふふ!ユウマさんのおかげで最近、悪い予見を見なくて済むのよね♪やっぱり私のお・も・わ・く・どうり、さすが私の見込んだ彼だわ!早くまた連絡してこないかな、きたらまたサービスで何か進呈しちゃを♪」


「それはいいとして、まただらしの無い顔になってすですよ?」

 天使ミアが、フィーナが喜んでだらしの無い顔になっているのを指摘して、またため息を吐いていた。


◇◇◇◇◇

第三章:第一話につづく


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