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第六話

 何でもないよ!と返答したらアヤシイナーと横目でこちらを見ながら探りを入れてきたので、ユウマは顔を背けて無視していた。


すると、興味をなくして女神フィーナの方へと視線をもどした。

「そしてネックレスは、魔法を使う際の媒体アイテムとなっています。これが無いと魔法が使えません」

 なるほど、ネックレスは魔法を使うためのアイテムなのか。


「このネックレスは、魔法の発動と使用回数が決まっていて、小さな水晶が付いていますよねっ!その水晶が今はまだ透明だと思います。 皆さん確認してみてください」


『あっ本当だ!俺の七個の小さな水晶は透明で、鈴香(リンカ)ちゃんのも透明だ』とユウマは自分のを確認してから隣にいた鈴香(リンカ)のも、除き見てなるほどと思っていた。


「あの!私のネックレス黒水晶だけで、小さな水晶が付いてないのですけど?」

 愛美(メグミ)がそう言ってからネックレスを持ち上げ、女神フィーナに見せた。 確かに黒い何故だろう。


「あっ!愛美(メグミ)さんのは、魔法特性の高い黒水晶ですね。 あと唯香(ユイカ)さんのにも付いている黒水晶は、通称M(マジック)P(ポット)S(スフィア)と言いまして、使用の方法によりその水晶自体の色が変化し白色になったら使用不能になります。 また時間がたつと、使用可能になり最終的には黒色に戻ります。 他の方の水晶は、通称MP(マジックポット)と言いまして使用可能と成った場合は、色が変化していきます」


 女神フィーナが、ネックレスについて説明をした後に、みんな不思議そうにネックレスを覗き込み、振ったり突いたりしている。


「これ、どうやったら小さい水晶の色が変わって、どんな魔法が使えるのですか?」

 結愛(ユア)が使用方法の説明をもとめた。


「えーと、ですね。まず、水晶の色が変わるのは魔素の豊富な場所で、まあアーストリアに転移したら自然と色が変わっていきます。それと色が変わる時間は、個人差がありまして魔導に長けていれば早く色が変わり魔法が使用可能になります。また、使用できる魔法は、魔導巻物(マジックスクロール)か、魔導水晶(マジックスフィア)に記載された魔法が使用可能となります」


「えー!それじゃ最初は魔法は使えないの、残念・・・」

女神フィーナの説明に、ほんとに残念そうに答えた鈴香だったが。


「いえ、簡単な属性魔法と必要な生活魔法をあとで、それぞれ個人に差し上げますよ」


「「ヤッター!ありがとうございますー。フィーナ様♪」」

鈴香(リンカ)結愛(ユア)がすごい勢いで、女神フィーナお礼をいい頭をさげた。


「それでは、最後にユニークスキルを、それぞれにプレゼントいたします。 ほしいスキルの希望があれば聞きますのが?そのスキルを進呈できるかどうかは分かりませんので」


「えーと!自分で考えたのでもいいのですか?」

「あのう、お任せでもかまいませんか?」

「何にしよっかなー♪」

「私はもう決めてるもんねー!」

「どんなのがいいかなー!」

 それぞれ五人の()たちが思った事を口にした。


「はい、使用方法の説明が出来、内容が事細かく解れば自分で考えたスキルでもけっこうですよ。 もちろんこちらにお任せでも結構ですよ。 ユニークスキルは、それぞれ特殊なので別々に違う空間で同時にお聞きいたしますので、では・・・・」


【●◇■◇■●■●】聞き取れない、何らかの呪文を女神フィーナが唱え上げた後、()()()()と音を立てた後、それぞれが違う個室のような場所に転移されていた。


 きょろきょろと、個室の中をユウマが見渡していたら。

「それではユウマさんあなたは、どのようなユニークスキルをお望みでしょうか?」


 個室の中の何も無い場所から突然、女神フィーナが現れ話しかけてきたので、少しびっくりして『はひっ!』と声が裏返り返事をしたので、フィーナ様に()()()()と笑われてしまった。


 改めて姿勢をただして女神フィーナに向き直り欲しいスキルの説明をした。

「えーと、俺のほしいスキルはですね。 状況理解/対策がいいですね。 戦闘から魔法、アイテム使用方法、その世界の状況などあらゆる状況を理解でき対策をできるスキルがいいですね」


「面白いですね、あらゆる状況を理解でき対策できるスキル。 意外に重要な局面の状況など理解でき対策して歴史をかえたりして? ちょっと待ってください確認してみますね」・・・・・・。


 女神フィーナがそう言って自分の腕輪から出会った時に出していた、タブレット端末を取り出し確認しだした。

 端末をポチポチっ、スラーっと、指を動かしフムフムと読み返してから。


「なるほど、えーとっですね。 とりあえず了承はもらえました。 ただし、一部の状況理解/対策には、プロテクトがかけられ使用できないです。 ただユウマさん、あなたの能力がそれに対応できるようになったら解除できるようになるそうです。その条件でよろしいですか?」

 タブレットの画面の文字を確認してから、俺の考え出したスキルの授与ができると教えてくれた、ただし条件付みたいだ。


「はい、その条件でかまいません。 状況理解/対策のスキルでお願いします」

ユウマは、条件を了承してスキルをもらうことを願った。


 女神フィーナは、ユウマの願いを聞き入れ両手をユウマに伸ばし呪文を唱え始めた。


 女神フィーナの両手から黄金の光が放たれて、ユウマの身体全体が輝きだした。

 なんだかポカポカと温かくなっていき、身体が軽くなった気がしたとユウマが思っていた。

第七話につづく

ほんわかとした感覚にとらわれて、・・・・?

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