第十七話
ギルド会館の前まで歩いて行き入り口の大扉の前まで来た。
そしてギルドの扉を開け中に入って中の様子を確認してみると。
扉の向こう側に、銀行の受付見たいな窓口が横にズラッと6っ程並んでいて。
正面にデパートなんかにある案内所みたいなテーブルカウンターに受付嬢が2人いる。
その受付嬢の1人は犬耳の獣人で、もう1人は恐らく人族であろうと思う。
これまた2人とも綺麗なお姉さんである。
そのカウンター横には紙の張られたボードが両側に設置してある。
良く見るとこのボードが依頼などを張り出す物みたいだ。
その張り出されている紙には、各ランクが書かれており。
そのランクにより分けられて、張られているようだ。
そこで受付カウンターまでやってきて、受付の女性にリンクたちが冒険者登録をしたい事を伝えた。
すると受付嬢は、係の者を呼びますから待合室でお待ち下さいと説明してくれたので。
リンクたちと一緒に待合室で一旦待つ事になった。
それから、一時してから受付嬢が呼んでくれた、係の人が来て登録所に案内してくれた。
そこで審査を受けてから冒険者の登録を行なうそうだ。
この審査は、犯罪履歴と危険なスキルを持ってないかを調べるだけだそうだ。
『なるほど、防衛門で受けた審査と同じことをするのか』
そして受付の横にある階段を2階に上がって、数箇所ある部屋の一室に案内された。
部屋の中には、防衛門の一室で見た装置や断罪の瞳の水晶があり。
それとは別に2つ水晶がある。
この水晶は何かと尋ねたら、冒険者登録と冒険者称号の確認を行う水晶ですと教えてくれた。
ちなみに称号とは何かと聞いてみたらランクとは、別に冒険者は神より授けられた冒険者の称号があることを教えてくれ、それは後で説明してくれるそうだ。
そしてまず最初にリンクが本登録を行う為、各水晶に触って確認していった。
さすがに犯罪履歴等は無く危険なスキルも無いと言う事ですぐに登録は終わった。
次にロン、アリア、メイリの順番で審査を行ない無事登録が終わった。
そして、ユウマにも各水晶に触れるように、係の女性、リーラに進められた。
なので触れてみた、この時ユウマもどんな結果が出るのか、そして自分の冒険者登録も正規の登録なのか、仮登録なのかを知りたかったので何も考えず水晶に触れたのである。
だが、ユウマの予想をはるかに上まる結果が出て、冒険者ギルド内職員を驚かせる状態になった。
ユウマの審査結果を見たリーラが口をあんぐりと開け驚いた顔になり。
少しの間、お待ち下さいと言ってから。
もう一人いたメルと言う係りの女性に自分が戻って来るまでに、説明をお願いしますと言って慌てて奥の部屋に姿を消した。
そして、その間にもう一人の係員のメルが冒険者登録に付いての説明をしてくれた。
まず冒険者の称号には、4種類あり一つは仮登録時にプリメールの称号を与えられ。
そして一般の冒険者は本登録時にマスタガイの称号に昇格して、その称号があたえられる。
次に神より神託を受け、あるアイテム、神器を授けられた者には昇給の為の試験を受けて貰い。
それに合格すれば称号をマスタガイからシルヴァリオンに昇格できる。
さらにその上は、神より認められ。
すべての冒険者の頂点で有る存在でレジェンダリーと言う称号がある事を説明してくれた。
第二章:第十八話につづく
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続けて、登録時の恩恵と各称号の能力の違い違いを説明してくれた。




