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第十一話

そして、残った一同は、一旦解散してそれぞれの目的の場所へ向かった。

 ユウマはトライア防衛門の街側の入り口で姫様御一行と別れ。


 街の入口近くにある案内所で、目的の転移門跡の場所と冒険者ギルドの場所を詳しく教えて貰いその場所に行く事にした。


 その場所に行く途中で、道行く人に道を尋ねたりして、その場所へ向かって歩いていると。


 ふと脇道の奥の薄暗い場所で数名がいざこざで、揉めているのを確認した。


 よく見ると未菜(ミナ)たちと同年代位の4人の少年少女に、ガラの悪い大人(ゴロツキ)から絡まれており、その話し声が聞こえてきた。


「ちょっと、やめてよ、私たちが何したって言うの触らないで」

 ヤンチャで勝気そうな少女が声を上げ。

 そしてその少女に庇われている少女が。

「もういやだよ。帰りたいよ。怖いよ!」

 おとなしそうな感じの少女は、泣きながら震えて言っていると。

「大丈夫だから、きっとどうにかなるから」

 賢そうな少年が、先程の少女を庇い慰めながらもう一人の少年を見ていた。


 みんなの注目をあびているその少年は、ゴロツキに向けて言葉を上げていた。


「俺たちにかまうなよ。それとそれを返してくれ!大切な物なんだから」

 何かを取られたのか少年が叫んで、荷物袋を持っていた男に飛びついた。

 だが難なく押さえ付けられて、そのあと3人の元に投げ飛ばされた。


 そして、少年達から荷物袋を奪っていたゴロツキが少年達に向けて。

「へっへっへっ、お前ら神様の使徒候補さまなんだろ?」

 少年達に、神様の使徒候補だろうと尋ねてから。

「使途候補さまは、神の恩恵でいろいろと不思議なアイテム持っているだろうが、身包み剥いで俺達が有効利用してやんよ」

 少年達に、まだ持っている物を渡せとじりじりと壁際まで追い詰められていた。


「身包みはいだら、お前たちは奴隷商に売り渡してやるからな!」

 もっとも、悪人らしい台詞を次々と語り。

 終いには奴隷として売るなんて事を言ってる。


 それを聞いた勝気な少女方が、そんな事できるわけが無い恐々と言っていたが。

 ゴロツキの1人の男がやり方があるんだよと、聞いてもいない事をぺらぺらと喋りだした。


 そのやり方は、どうも例の自分から奴隷落ちする方法を逆手に取った方法のようだった。

 その方法は簡単で、自分で奴隷になりますと言わせて隷属の首輪を取り付けさせて。

 その後に奴隷商に売るというような事らしい。


 その事を聞いた少年少女たちは、顔を青ざめてどうしようと顔を見渡していた。


 そんな言葉を聴いていたユウマは、やはり助けるべきだよなと考えて、その場に出て行き。

「あのー、お取り込み中のところ悪いんですけどー」


 少し申し訳ないがという風の言葉をかけたら、お約束の言葉が返ってきた。

「「「あーん、だれだてめー!」」」

 こちらに振り向いて怖い顔を向けて全員で声をあわせて答えてきた。


「えっと、通りすがりの一般人ですが。そちらの4人を「「たすけてください!」」・・・!」


「えっ!あー、うー取り合えずその少年たちを解放して貰えません。あとこの子達の物も返してやってください。」

 取り合えずユウマは、ゴロツキに少年達の解放してくれと頼もうとしたら、少年たちが助けてと救援を求めてきた。


 そして、ゴロツキたちとユウマの何とも言えない戦闘が開始された。


第二章:第十二話につづく

ほとんど一方的な戦闘で、ユウマとしては親切心でおこなった行動なのだが。

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