第五話
「それでは残ったあなたたち六人に、特別なスキルと私からの加護をお渡しして。そして特殊なアイテムを差し上げます。それから色々説明をさせていただきますね」
「まずはとっ!・慈愛と神界の神にして、この世界を束ねる三神のうち一柱をつかさどる我が真名・※△×$△・において女神フィーナが命ず、このものたち六名に聖なる息吹を持って与えし聖なる道具を贈呈する」
女神フィーナが手をにぎり何か呪文を唱え、その後両手をいっぱいに広げたと同時に、俺たちの周りが虹色の光が煌めいた。
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すると、全員の着ていた服が変わり小物の装飾品が装備されていた。
ユウマの右腕に、青い水晶玉の付いたフェニックスの刻印が刻まれたガントレットと、中心に七角形の宝石が付いていて、その周りにビーズみたいな水晶玉7個が付いた盾と剣の刻印を刻んだ白金板がぶら下がったネックレスが首にかかっていた。
それで服装は、白に黒の淵取りをしたコート風の上着と黒のシャツに黒っぽいズボンに変わっていた。
未菜と結愛の双子は、二人ともお揃いの水晶玉の付いた指輪だが、未菜が赤色で、結愛が水色の水晶が付いていた。
それから、白金の月形と星形のネックレスで、星の先端に小さい水晶玉が5個付いていた、これもふたりともおそろいだった。
服装は、未菜が桃色に白のフード付きの外套で、結愛は、水色に白のフード付きの外套で、二人とも下にはワンピース風で色は、未菜が水色、結愛が桃色、共に白い半ズボンを穿いていて、なぜか紺色のルーズソックスを穿いていた。
また、唯香は、透明の水晶玉の付いた腕輪と、六角形のプレートに羽根の模様があり、その中心に黒水晶が埋め込まれて、その回りに小さい透明の水晶玉が、6個付いたネックレスが首にかかっていた。
着ているものは、白と言うより純白のコートにネコミミフードがついていて下は、巫女服の様な服装になっていた。
そして、鈴香は、腕輪に緑色の水晶玉がついていて、ネックレスは、白金の十字架に翼が生えたような形をしていて、十字架の先端4ヶ所に小さい水晶玉が4個ついていてた。
また、服装に関しては赤淵の紺色の外套で、装飾品の留め金が金色の羽模様で黄色の上着に赤い半ズボンで動きやすそうな格好だった。
愛美は、黒水晶の付いたイヤリングとの黒水晶ネックレスであった。
服装は黒一色で見た目、ゲームとかでよくある魔法使いが着ているの服装、てっ言うより魔女がしっくりくる、しかもセクシー系の美魔女だった。
「はいっ、みなさん無事にアイテムがいきわたりましたねっ。 まずは、水晶の付いたネックレスではない装飾品の水晶部に触れて状態確認と声をかければ、自分の現在のステータスが確認できます。 そして機能として、アイテムボックスがありますこれは、個人の能力で色々変化します。たとえば、時空魔法が使えればボックス内の時間の停止または、促進ができたりしますし、そのほかにも多彩な機能があります。それでは、試してください」
すると各々が水晶部に触れ「「「「「「ステータスチェック」」」」」」と唱えたら目の前に薄い青色の表示が展開した。
ユウマが、横で同じ行動をしていた鈴香の方をのぞいたら何も見え無かった。
「先輩のエッチ!」
鈴香がユウマに、向かってエッチと胸を押さえながら身体をひねり言ったので。
「ごめん、ごめん」
別に胸を見たわけではないが、とりあえず素直にあやまっておいた。
後でなにか言われて、なにされるかわかったもんじゃない。
あらためて、どうやらステータスは自分以外の表示内容は見えないようになっているようだ。
ユウマは改めて自分の前の表示を見てから。
「では、俺のステータスは、どうなっているかな」
ステータスを確認して見ると。
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~ステータス~
ネーム:ユウマ 性別:男 ジョブ:なし 種族:人族(かもしれない?)
装備品:魔法衣のコート(魔法・物理防御50%UP)、神官の旅人服(全ステータス20%UP)、マジックネックレス(マジックポット:0/7)
状態:すっごい健康
アイテムボックス:(1/10)
スキルストレージ:(―/―)
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なに、この状態の『すっごい』と人族の後のカッコ内のかもしれない?て、記載されてる文字に?と、頭の中で自問して考えていると。
『【超級解析】解析を実行します。状態の説明、健康状態を示す表記、表記として・健康・普通・瀕死・死亡・アンデット・毒・麻痺・ケガ・病気などの表記がある。※まれに表記前後にレア状態の表記が発動』
『つづいて、人族(かもしれない?)現在解析不能ただし人族であるが人族でない可能性あり』
???頭の中でなにこれと考えていたら、そんな答えの音声が返ってきた。なにこれ???
『【超級解析】解析を実行します。解析の説明、解析には神級、、超級、上級、、中級、通常の5種存あり、存在する人、物など、目視できるものを解析できる。また、使用者の技量により解析できないこともある』
また、頭の中で音声で答えられた。???
不思議に思い頭をかかげてハテナと思っていると。
《あっ、ユウマさんそれは、超級解析のスキルですね、ちなみに6名のうちあなたしか持っていないレアスキルです。他の方に内緒にしていてください。ちなみにこれも念話と言う取得可能なスキルでこちらも同じレアスキルですので内緒でおねがいします》と女神フィーナがユウマを見ながらニコと笑顔をむけてきたので。
《わかりました》と試しに頭で考え念話を送り返したら女神フィーナが少し驚いて。
《すごいですね、もう使いこなしましたね》と返答をおくってきた。
でもユウマは、人族でない可能性があるのかと思ってしまった。・・・なら何族なんだろう?。
「先輩どうかしたの?」
鈴香がユウマの方を見て、どうしたと話しかけてきたので。
何でもないよ!と返答したらアヤシイナーと横目でこちらを見ながら探りを入れてきたので、ユウマは顔を背けて無視していた。
すると、興味をなくして女神フィーナの方へと視線をもどした。
第六話につづく
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「そしてネックレスは、魔法を使う際の・・・・・?」