第六話
それから両方の熊の情報を読み取りユウマとの格差を確認したら。
赤色熊のレッドヘアグガントは同格で、青色のブルーガントは格下と薄青色のスクリーンに表記されていた。
それから、念のため周りを検索してみると、2人ほど隠れて様子を伺っている人物、人族がいる事がわかり。
その両方の人物ともに、ユウマとの格差で格下である事も、事前の解析で解り。
それから近くにいたシルフィたちに相談するため、小声で話しかけた。
「あのー!シルフィーさんたち、ちょっと小声で良いですか?」
「「「えっ!何ですか?」」」
ユウマの言葉に声の音量を下げ返事をしてくれ。
ユウマの方を向いて言葉をまった。
この時、妖精のフレイもシルフィーの肩に座って聞いているので。
みんなが一斉にユウマを注目している状態である。
「えっとですね!どうもこの襲撃も、以前あった単眼鬼人の襲撃と同じ様な気がして回りの様子を伺ってみたのですけど、どうやら当たりだったようです」
「「「えっ?」」」と3人が驚いたがユウマは構わず話しを続け。
「今回は、2人ですね青い熊の方角、木の上の方に1人潜んでいます。もう1人は何故かこちらに気付かれないように、隠れながら近づいて来ています」
「何ですって・・・!」
レーネがそう言葉を出した後、青い熊の方を見ているが、どうやら確認できないようだ。
「やっぱり!見えないんですね。シルフィーさんは見えますか?」
「ええ、確かに木の上の方に何か変な感じのオーラ?いえ人の気配があるような?」
『ううん?魔眼では見えないのかな?でも認識は、出来るのか』
などとユウマが考えていると。
「あっ!ユウマ様がおっしゃるとおり、木の上の方に人が潜んでいますね。なるほどもう1人は、ユウマ様の後方の丘の上から、木々に隠れながら近づいて来ていますね。おそらく認識阻害の外套でも着ているのでしょう。捕らえた男も着ていましたし」
キュリカが、ユウマが言っていたことが、正しいと説明して1人がこちらまで近づいて来ているとまで語ってくれた。
「それで、恐らくこの魔獣は使役されてると思うんですよ。で、この場合魔獣の使役者を先に倒したらどうなるんですか?」
「えっと確か、魔獣は使役者が魔力で操ってますので。気絶した場合は確か・・・」
『うーとね!|使役された魔獣、従魔は使役者が気絶又は死亡した場合、一旦意識を失ってから確か契約解放されるはずだよ』
「ええ、気絶した後、使役から解放されるはずです。ただ例外もありますけど?強制契約などの場合はそのはずです」
ユウマが使役者がどうかなった場合、魔獣はどうなるかを聞いてみたら、予想どうりの答えと、妖精のフレイとシルフィーが使役者と従魔について詳しく説明してくれたので。
「なら、後ろの奴は自分がどうにかしますので。木の上の奴をここから魔法か何かでやっちゃってください」
「「はい、解りました」」
「任せてください」
3人に了承をもらえたので小声でフレイにも。
「フレイも頼むな」と言ったら『まっかせてー♪』と元気に返事をしてくれた。
そして、ユウマの声で5人が一斉に行動を開始した。
第二章:第七話につづく
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まずユウマは、現在の状況を再度確認して・・・?




