第四話
なんてことをシルフィーとフレイに話していて、なるほど魔眼保持者ホルダーになったから戦闘覇気バトルオーラが使えるようになったのかと考えていた。
この夜に、襲ってきた黒牙狼と黒牙狼王の亡骸は、とりあえず一箇所に騎士たちと全員で集めた。
この亡骸から素材である毛皮と討伐の証となる牙の採取を次々と手際よく騎士たちは行っていった。
その光景を見たユウマは、すごく手際が良くて作業速度も速いなと思い後でやり方とコツを教えてもらおうと思っていた。
そして、今度は黒牙狼数匹分と黒牙狼王4匹の解体をおこない食料にできる部分とそうでない部分に分ける作業を難なくこなしていった。
その後はある一定の穴を掘り、その中に解体をおこなわない黒牙狼の亡骸と解体して出た食料にできない部分と臓物類を入れて、騎士団の魔法を使える面々で火炎魔法と風魔法を行使して焼却した。
もちろん解体する時は、おっかなびっくりでユウマも教えてもらいながら手伝った。
そして、何故亡骸をこのように焼却したかと聞いてみると、今回の襲撃してきたのは、獣の類で魔獣と違い魔核が存在しないし、重度の魔素に侵されていないので浄化などができない。
そのまま亡骸を放置していると、獣だけで無く魔獣も血の臭いに寄ってきて大変なことになる。
その上、魔素の多い場所や魔素が充満しているこの林の中では、魔核が自然発生して黒牙狼がアンデッド化して腐毒殺狼へと変貌する恐れも有ると教えてもらった。
そして、騎士団の隊長であるレオンが、どうも今回の黒牙狼達の行動がおかしいので騎士団全員と話し。
それから、シルフィーとユウマにもその話しをしてから今後の事を話てから野営の準備を開始した。
この時の野営も前日と同じ様に、3名で夜番を交代して見張りをして、一夜を明かす事になった。
だが2日連続でこのようなハードスケジュールになって、皆の疲れがたまってきたのが目に見えて判ってきた。
しかしこの日、3日目の朝、日が昇り安全が確認されたので、出発を遅らせ少し長めにこの場所に滞在して休憩を取る事にきめた。
そして少なからず皆の疲れが取れたのを確認してから、さて出発しようかとする頃に街へ救援を呼びに行っていた騎士ダントが戻ってきた。
しかも2人の騎士と1台の荷馬車それに馭者2人、そして無人の馬2頭を連れて合流をはたした。
そこで早速、荷馬車にシルフィーたちの馬車に強引に乗せていた荷物と、今回の戦闘で手に入れた素材や討伐部位の入った袋等と、あと馬車の後ろで簀巻き状態で縛って捕らえていた闇ギルドの暗闇の猫の黒ずくめ男を移動した。
そして無人の馬には女性騎士のセリカとレイナが騎乗してから、荷馬車に乗っていた馭者1人がシルフィーの馬車の馭者台に乗り込み馭者を務める事になった。
それから、荷馬車に荷をすべて乗せ終わり、出発する準備が整ったのでユウマが、荷馬車の方に乗り込もうと立ち上がって歩いて荷馬車に近づこうとしたら。
「あら!ユウマ様どちらに向かうのですか?」
「えっ!今までと違いますし荷馬車の方に乗せて貰おうかと?」
「えー、何をおっしゃいますか?ユウマ様はこちらでいいのですよ♪」
シルフィーに腕を組まれ荷馬車から馬車の方に連れて行かれた。
「それに、ユウマ様はシルフィー様の護衛ですのでこちらの馬車方がよろしいかと」
「ええ、確かに違う馬車だと緊急時困りますから?」
レーネとキュリカからも同様に、こちらの馬車が良いと進められ仕方無く、また豪華な馬車の方に乗り込んだ。
そして、この一連の行動の後トライアの街へ向けて出発した。
この時合流した騎士2人の名前はレンドとグローリと言い馭者を務めている2人、荷馬車の馭者をゴンダと、ユウマたちの乗る馬車の馭者をダンズと言う名前で彼らは馬車を専門で扱う業者の人であると、ダントが移動中に馬車の横に来たので窓を開けてから聞いた。
第二章:第五話につづく
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それからしばらく移動してからの昼ごろに、また襲撃があった。




