第二話
ならなぜ獣けもののであるはずの黒牙狼は攻撃して来ないのか、やはり獣だからなのか?とユウマは思っていた。
黒牙狼は今回の戦闘で、特にユウマに警戒しているので何故かと考えながら、不思議に思ったので。
試しにステータスとスキルを確認してみようと、ガントレットの水晶に触れて頭の中で唱えた。
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~ステータス~
・ネーム:ユウマ ・性別:男 ・種族:上位?人族(もう普通の人族でない!)
・ジョブ:冒険者 ・Lv.35 ・冒険者ランク:Cランク
装備品:
・魔法衣のコート(魔法・物理防御50%UP)・神官の旅人服(全ステータス20%UP)
・マジックネックレス(マジックポット:7/7)
状態:すっごい健康?
アイテムボックス:(10/15)
スキルストレージ:(27/40)
称号:
・運命を変える者・変えた者・女神に愛されし者・変革者・異世界で迷子人・救助者・救命者
・奇跡の薬剤師・魔眼保持者
加護:
・創造神の加護・女神フィーナの加護・時の女神メルティーの加護
所持金:白金貨1枚、金貨10枚、銀貨、5枚
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~スキル~ (27/40)
ユニークスキル:
・状況理解/対策・運命変換・時空操作・超加速・経験倍増・魔眼開眼・真理眼
レアスキル:
・超級解析・念話術・能力覚醒・創生魔法・地図閲覧・遠心通話術・錬金術・戦闘覇気(NEW)
ノーマルスキル:
・言語理解・魔力操作・身体強化・格闘術・武器戦闘術・防御術
職業スキル:
・冒険家・剣士・格闘家・薬剤師・創造魔法士・魔法剣士
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ユウマは、ステータスとスキルを確認して。
少し自分が想像していたよりも、どうもおかしな事になっているのが分かりうなだれた。
まず最初に、ユウマは誰かに突っ込みたい気持ちで。
『種族の上位?人族何これ、で止めにもう普通の人族でない!どう言う事ですか?』
などと思いながら、目の前に現れている薄い青色のスクリーンに向かってはぁと溜息を吐いた。
また、次に気が付いた箇所で。
『そしてなんですか?この状態のすっごい健康?・・この最後のハテナは、今まで無かったはずだ! 魔眼開眼と魔法剣士は以前見えなかったスキルなので大体想像はつく、それに魔眼に関してはシルフィーさんが確認して説明をしてくれたのでまだ解るが?』
どうなってんのと半分やけになりそうになったが。
今はとりあえず戦闘中なので後で思う存分悩んで考えようとした。
次に、気に成ったスキルを見て『うーん』と唸ってから。
『この戦闘覇気、これは何だ。今まで無かったはずだ。いつ出来たと言うか、いつ発生したのか?』
どうして出来たと考えてから、超級解析を使おうとしたら。
『ピロリン♪ 【超級解析】+【状況理解/対策】+【魔眼開眼】の統合スキルで【鑑定眼】のスキルが発生しました』
などと、脳内で音声が響きわたり。
『うんうん、そうだよね!今まではこう言う風に脳内で音声がなってからスキルが出来たよね』
などと考えながら納得して思ってから。
『えっ!またスキルが増えた。俺のスキル取得はどうなってんの?今度フィーナ様に聞いてみよ』
ユウマは頭の中で俺のステータスとスキルがどうなっるのか。
また、どの様にスキルを取得しているのかは、今度女神フィーナに聞いてみようと考えた。
そして、取りあえず出来たばかりの【鑑定眼】を使用してみた。
すると物質で無いので鑑定不能、鑑定するターゲットを選択してください。
などと薄い青色のスクリーンの吹き出しが出てきた。
ちなみにこの時、黒牙狼を選択して使って見たが、種族と種の名前、簡単な説明だけだった。
『なるほど、鑑定眼は物質でしかも鑑定するものを、選ばないと使えないのか?うん、なら何で統合して発生した。超級解析を使ったからか?後超級解析の方が有能なような気がする』
そんな事を思いながら仕方無いので、試しに鑑定眼の方に【超級解析】のスキルを鑑定眼に使用してみた。
『【超級解析】鑑定眼を、解析します。あらゆる物質の用途、状態などを分析する。ただし生き物に対しては見えない部分もあり、情報不足で文字化けする場合がある。あとターゲットを選択して使用しないといけない。鑑定眼の表示は、自分の意思で常に表示を可能、鑑定眼起動したままにしますか?・・Yes or No・・』
脳内で聞いてきたので、とりあえずNoとして、鑑定眼を使用しない状態にした。
何故使用しない状態にしたかと言うと自分の持つ【真理眼】と【超級解析】のスキルの方が有能であるからだ基本的に【鑑定眼】は、【真理眼】の下位スキルのような気がする。
それから、今度は【戦闘覇気】に超級解析を再度使った。
『【超級解析】戦闘覇気を、解析します。戦闘時、格下に対して覇気を発生させ相手に攻撃意欲をなくさせ恐怖させる。自分の意思で解除できる解除しますか?・・Yes or No・・』
脳内で聞いてきたので、とりあえずYesと答え、【戦闘覇気】を解除状態にした。
第二章:第二話につづく
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すると、今まで警戒して逃げていた黒牙狼が・・・?




