第三十四話
「えっ!確かシルフォード領域の外れ、深緑の森付近の街道広場ですけど?」
女神フィーナの質問に天使ミアが答え、フィーナはある人物を思い出し声に出した。
「もしかしたら!ユウマさんの助けた人物が、そんな名前だったような?場所も近いし」
ユウマの名前を出し、女神フィーナが、腕輪からタフレット端末を取り出し端末で色々操作を行った。
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ユウマの行動検索、神の間の魔法陣転移の時点で、シルフォード領域の外れ、深緑の森付近に妖精か精霊の干渉で転移、その後、魔獣と戦闘中の騎士団を発見、戦闘に参加勝利を収める。戦闘終了後、瀕死の人物の蘇生及び数名の怪我人を治療、脳死の可能性のある人物を薬の精製にて救護。この後、同行して襲撃者を排除しながら公国に向かう。
ユウマが関わって救った人物
*シルフィー・リュ・シルフォード:公国第三王女(女)
(元の予見では、闇ギルド暗闇の猫で監禁、その後、邪心信教のデリステア神国に幽閉される。
→新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)
*レーネ・リィ・フォルシオン:戦乙女騎士団所属、姫付き騎士(女)
(元の予見では、豚亜人により捕縛、その後豚亜人の巣に連れて行かれ・・・・後に自害して死亡。
→新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)
*キュリカ・リオール:戦乙女騎士団所属、姫付きのメイド(女)
(元の予見では、緑小鬼による殴打で脳死状態、、緑小鬼の巣に連れて行かれ・・・数年後死亡。
→新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)
*レオン・フルート:護衛騎士団隊長(男)
(元の予見では、単眼鬼人に止めを刺され死亡。
→新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)
*ダント:護衛騎士団騎士(男)
(元の予見では、豚亜人に止めを刺され死亡。
→新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)
*モード:護衛騎士団騎士(男)
(元の予見では、豚亜人に止めを刺され死亡。
→新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)
*マーク・メルーライト:護衛騎士団騎士(男)(元の予見では、緑小鬼に止めを刺され死亡。
→新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)
*トーレ:護衛騎士団騎士(男)
(元の予見では、豚亜人に止めを刺され死亡
→新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)
*レイナ・メルーライト:戦乙女騎士団騎士(女)
(元の予見では、豚亜人により捕縛その後、巣に連れて行かれ・・・。
→新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)
*セリカ・リストール:戦乙女騎士団騎士(女)
(元の予見では、、緑小鬼により捕縛その後、巣に連れて行かれ・・・。
→新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)
*フレイ:紅の精霊(女)
(元の予見では、シルフィー・リュ・シルフォードとの契約を何者かにより強制解除される。
→新予見:□□□□□□□※女神のみ開示)
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「ふっふふふ、やったー!ユウマさん、早速アーストリアでの不幸な予見を変えてくれちゃった♪私のお・も・わ・く・どうりやっぱり、さすが私の見込んだ彼だわ今度連絡きたら、またサービスでこそっとスキル進呈しちゃを♪」
女神フィーナは、ユウマの起こした奇跡みたいなことに喜び、ユウマから連絡がきたらスキルをプレゼントすると言い放った。
「それはいいとして、あなたは何故私に謝っていたのでしょうか?」
天使ミアが、フィーナが喜んでユウマに何かプレゼントするのは良いが、フィーナが何故、先程謝ったかについて額に青筋をたてニコニコと怖い笑顔で追及して、仕舞には女神であるフィーナに正座させ御小言を永遠と語っていた。
そしてこの予見の改変が完全に良い方に変わった頃から数日後に、ユウマより女神フィーナに遠心通話がかかってくるのだった。
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第2章 第一話につづく




