第百四話
まあ、実際転移を行なったが能力の方は、何も問題なく使えアイテム等も当たり前のように使えたので、深く心配する事は無かったのであった。
まあ、事実それを確認する前に、先に飛ばした【起点転移水晶】のアイテムの場所が、すぐに解ったので、殆どその心配は殆どしてなかった。
それに先程準備したいたユウマ製の転移門を、転移魔法陣で転移させる前に、周囲に危険な魔力がない事を確認して安全な場所に転移させた後に色々と準備したのである。
まず、アリア達にはないしょで、聖霊であるファルと雪姫をこの場所に呼び寄せる。月姫は既に俺の側にいるので問題ない。
『呼んだァァ、マスター!』
『主様、言われた通りアリアさん達を起さないように来ましたけど・・・どうしたんですか?』
「ああ、ちょっとな、この後手伝ってもらいたい事があるんだ、それともう1人呼び寄せ・・・!?」
それとこの場にいないフレイも呼ぼうと考えていたら、呼び出すより先に現れた。
『ほい、ほーいっ、ユウマ呼んだァァッ』
「いや、まだ呼んでないから・・・。なんで、呼ぶ前に現れるんだフレイ!」
『あれ?ユウマが呼んだような気がしたんだけど・・・まあ、いいじゃん。どの道呼ぶつもりだったんでしょ!それに私はちょうど聖霊界にいたから問題ないよ』
『あっ、フレフレだぁぁ、やっほーい』
『ありゃ、みんなお揃いで・・・って、当たり前が、みんなユウマと契約してるから・・・うぅぅ、よく考えたら私だけ正式契約してないんだった・・・まっ、いっか』
いや、まあ・・別にいいんだけど・・・あれ?さっきフレイは聖霊界に行ってたって?でも確か聖霊界って、行き来が出来ないんじゃ?・・・ああ、フレイ達は関係ないのか・・・。
それで俺が必要なメンバーは揃った。もちろん時の女神あるメルティナこと、ティナはメンバーではなかったのだが『私も付いてくよ!面白そうだし』などと言って、どうしても付いて来るそうだ。
それで現状、神界にある転移魔法陣を使用して、魔界であるだろう場所に転移したのである。
実際、俺製の転移門は何処かの丘の上にあったのだが、見下ろすと下には大層なお城が建っていた。
「うひょぉぉぉ、何、あの禍々しいお城は・・・それに、なにこの嫌な気のオンパレードは・・・」
「しかし、そのでっかい城以外は・・・ホントに何も無いわね?」
まあ、確かに超デカイ城以外は周りに怪しい森が広がり、その他はホントに何も無いような場所であり、ついでに何となく全体的に薄暗い。
しかし、肝心のこの場所が・・・いや、この星とか世界と言った方がいいのかよく解らないが、現在俺達のいる所がよく解らない。何せスキルの【地図閲覧】では何も映しだされないのである。
「えっと、ちなみに、ここはどこか解ります。フィーナ様?」
「へっ、う~ん?ちょっと待ってね・・・う~ん、どうも、ここってアーストリアじゃ無いみたいだね。何の情報も無いよ?」
フィーナ様はいつもの様にマジックタブレットを取り出し、色々と確認しているけど何も情報が無いらしいのである。
シルク様も自分の端末を取り出して色々と見ている。
「ホントだ?私達の知ってる世界と違うね?何の情報も何もないね?あっ、そうだ、マリエルあんたならなんか解るんじゃないの」
なるほど女神様達でも解らないのか・・・てっ、あれ、今シルク様が、何故かマリエル様が知ってるぽい言い方をしたな?どう言う事だ。
そんな事を思っていると、マリエル様はシルク様の言葉を聞き、豊満な胸の前で腕を組んで考え事をしだした。
「うううん、う~ん?ここって、う~ん、太陽は1個なんだよね?ほんで薄暗い・・・どっかで見たような?・・・・」
マリエル様は、考え込みながら周囲を見渡し、それと太陽や空の雰囲気等を観察して、時たま可愛らしい仕草なのをしながら、真面目に考えをまとめ、何となく情報を得てに答えを導き出している。
おっ、どうやらマリエル様は、どこなのかを星の位置で確認してるぽいぞ。
そこでティナが一言、声をかけた。
「ねえ、マリエルちゃん、ここってあそこじゃないかな・・・ほら、裏の世界のにある・・・」
するとその事を聞き考えが纏まったのか、手をポンと叩いて『あっ、そうだ、そうだ』と声をあげた。
「ああ、あれやね!うん、解ったんよ。ここってあれだよ。ベルステリアだよ。ほら前任の神様達が崩壊させてもーた、もう1つのアーストリアなんよ。メルちゃんが言うとった裏の世界で思い出したよ」
なるほどティナの一言で、マリエル様がある事を思い出し、ここがどこなのか解ったようなのである。
・・・って、マリエル様って、おっとり系のオトボケお姉さんかと思いきや、結構頭がいいんじゃないの?フィーナ様やシルク様みたいに端末装置系統を一切使ってないし、そう言えば使ってるところ見た事無いぞ?
そんな事をユウマは不思議に思っていたが、まあ、時期にその事も解るだろうから、マリエル様の詳しい話を聞くことにした。
「うん、だからここは、早い話しアーストリアの裏の世界なんだよ。それで・・・・」
それで結局この場所は、どうやらアーストリアの世界がある別次元で、ちょうど裏側に存在する場所であり、実を言うと既に使われてない世界だそうだが、そこを魔人族が見つけ出し拠点にしているみたいである。
しかも、この世界もアーストリア並み広い世界らしく、いくつもの星があるらしい。
もっと詳しく聞くと、実はアーストリアは星の名前かと思っていたら、確かに俺達がいる星はアーストリアなのらしいのだが、実は地球と似たような関係で地球はあくまで太陽系の1つの星であるが、アーストリアではアーストリア星系の1つの星で、アーストリアが存在するややこしい世界であった。
ちなみにこちら側の世界では色々な星や星系もあり、特別な場所も複数ある。それに天国や地獄なんかもリヤルにあるらしいがそれはまた、別のお話で・・・。
それで結局今来ている場所は、アーストリアとは別の世界というより、裏の世界である事は良く解った。
それに、どうやら時の女神であるメルティナの管轄外の場所でも、あるらしい事が判明したのであった。何故なら既にこの次元は捨てられた次元で、実は存在していること事態が、不思議なそうなのである。
「それで、どうするのユウマさん私達をここに連れて来たのは、転移門の固定は解るのだけど、その他は?」
シルク様がなんで自分達をこの場所に連れて来たのかが不思議に思っている様子であるが、恐らくフィーナ様は薄々気付いているようである。
「ふっふふふ、そうですね。まあ、フィーナ様は多分解ってると思いますけど、どうせならここを破壊してしまいませんか?そのあとは・・・・」
「えっ、なのを言ってんのん?ユウマさん」
「でも、初めてだけど、あれになるんだよね?ホントにやっちゃうのユウマさん」
俺の言葉にマリエル様も不思議に思い尋ねてきたけど、フィーナ様は俺に確認してきた。
ええ、もちろんやりますよ。何せ俺の逆鱗に触れちゃってますからね。しかも数回も、まあ、同じ奴らじゃないにしても、こいつ等はあんまり自由にしたらこの後、どうするか解ったモンじゃないですからね。
「ええ、もちろんやります。それでフィーナ様には許可を貰いたいのと、女神様達に来てもらったのは・・・まあ、鬱憤ばらしをして貰おうかなっと、思いましてもちろん、月姫達にもですけどね」
俺がニヤッと不適に笑みを見せていると、なにかを感じ取ったのかテイナが言葉を掛けてきた。
「うっ、うわぁぁ、お兄ちゃん、それになっちゃって大丈夫なの?この星自体壊す気なの?まあ、大丈夫だとは思うけど・・・」
大丈夫、大丈夫!もし壊れるようだったら、転移門でさっさと戻ればいいし、それにGみたいな奴らはさっさと排除しないと後から、また、湧いてきそうだからな。
それでユウマはフィーナ様の許可を貰い、変身可能だった自分の力をここに来て初めて試す事にしたのであった。
第九章:第百五話につづく
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自分の内にある力を、いっきに身体の外側に放出するようにして力を解放した。




