第十二話
その話しはもういいから、そろそろ本題に入ってもらいたいんだが、そんな事を俺はまだのんきに俺の取り合いをしている女神様達を見て考えていた。
しかし、よくよく考えるとホントに緊急事態なのかと思える程の和みようだが、流石にもうすぐ本題に入って貰いたいので声を掛けた。
「あのう、本題に入らないのであれば俺がいても仕方が無いので、帰ってもいいですか?」
「あうーっ、待ってーな。ごめんやから、帰らんといてーな、ユウマさん。ちゃんと話すさかい」
「そうよ、さっさと本題に入りなさいよ。マリエル!」
「だいたいあんたが、原因なんだから一番真面目にやるのがどうりでしょうが」
いやいや、それをフィーナ様とシルク様がごちゃ混ぜにしてるし、横でお構い無しにお菓子を食べまくってるんでしょうが・・・・あっ、よくよく考えたら俺のせいか・・・この事は黙っとこ・・・。
そんなこんなでやっとの事で、マリエル様は本題に入ってくれた。
「えっとね。今度起きる場所が複数なんは解っとんのは、3つあるねんけど。どこが本命か解らんのよ。しかもどれがどの程度かてっ事も解らんの。ただ解っとんのは、それが起こる時期ぐらいなんよ。しかも同時に・・・」
「えっ、でもおかしくない?時期が解ってるなら、マリエルあんたでも対処できるでしょ。それだけ時間があるから・・・」
マリエル様のその説明に、シルク様が不思議に思い声をあげた。どうやらこうなる事が前々から解っていた様でシルク様は速めに対処するように進言していたらしい、それで声をあげたようだ。
「シルク、忘れたの。マリエルはこの間、自分のとこの子達がわがまま言って、そのうえ言う事聞かないからって言って、殆どの子の加護をするのやめたのよ」
「あっ・・・そうだったわね。えっ、でも・・・あれからだいぶ経つのよ。いくらなんでも・・・・・!?あんた、まさか、あのあと何もしなかっんじゃ、ないでしょうね」
フィーナ様は恐らく以前の事を、シルク様が忘れていると思いその話をすると、シルク様は納得したあとに何故か不思議な顔をしてマリエル様に尋ねていた。
するとマリエル様がそのシルク様の言葉に、顔を青ざめさせてシルク様から視線を逸らした。
それを見たシルク様が、溜息を吐き呆れた顔でエミちゃんと元に行き事情を聞きだした。どうやらマリエル様に聞いていたら、また話が進まないと思ったのだろう。
「あんた、はっきり言って馬鹿でしょう。マリエル」
シルク様はエミちゃんに事情を聞き、他の守護天使達に資料を持ってこさせて、それを俺達に見せてくれた。
そこに書かれていたのは、まず今回の厄災の発生場所は、まあマリエル様の言っていたとおり場所をある程度搾り一番可能性の高い場所は3箇所で間違いがないみたいだ。
ただ問題は、その場所だと言う事らしいのだが・・・どうやらそれが判明していたのは俺らがカレーパーティーをした翌日となっている。しかも、神界のシステムを切替が完了した前日みたいだ。
てことは、この事は完全にほったらかしになっていたということらしい。
その事は抜きにしても事実、候補としてはマリエル様の守護してるイルミナ大陸の中央都市リフィーラと言われる都市が一つと、フィーナ様の守護している大陸側にあるメリウェルと言う街、そしてシルク様が守護している大陸レールファ側にあるレーヴェ魔法都市の3つがその対象にあがっているらしい。
「マリエル、あんたいい加減にしなさいよ。いつも、私達を頼りしすぎよ。以前は何も起こらないからそれでもよかったかもしれないけど、ここ最近は・・・」
シルク様の言いたいことこうであった。
実は今迄の殆ど大きな厄災や災害は、今迄は何故かフィーナ様の管理している大陸で発生していたが、それでも何とかフィーナ様は対処していたらしい。
しかし、ここ最近では何故かマリエル様とシルク様の加護する大陸で、その厄災と災害が発生する事が多いらしく、今迄のやり方ではどうしようも無くなっていたし、前回のシステムの不具合でかなり遅れを取っていた事に気が付いたらしいのである。
それでも、シルク様は何とか先手を打って、今迄の事を解決しているので大きな問題ないらしいのだが、マリエル様はこのとおりのんびりしすぎて、最終的に手におえない様態に陥っているようだ。
それをシルク様は、以前よりマリエル様に注意していたのだが、どうやら今まで無かった事に対して、フィーナ様とシルク様の2人が助けてくれるからと言う甘えがあるようなので、ここでシルク様はガツンとマリエル様に言い聞かせたのである。
「マリエル。まず、あなたは自分のとこである中央都市ぐらいは、自分で如何にかしなさい。そこだけちゃんとするのであれば、他の二つは私達で如何にかしてあげるから。フィーナもそれでいいわよね」
「う、うん、私は別にそれでいいけど・・・・」
「わかったわぁ。ウチもそれで何とか頑張ってみるよ。うん」
どうやら、まず中央都市に関しては、マリエル様が如何にかして自分の信者に対処させる事にするようだ。
それでフィーナ様とシルク様は自分達の守護する大地の近い方に、自分達の使徒達を救援に向かわせる事に決定したようだ。
まあ、フィーナ様の担当側には一応俺達が救援に向かうのに入っているはずだ。
それで今回の相手は、基本が殆ど魔獣であるが、その魔獣が、どうも大量に発生して進化を繰り返す予定らしい。あくまで単純な未来予見なのだが、そう言う事態になるらしい。
実際ユウマ達が一時期迷宮で体験したゴブリンの大量出現と進化の連続とおそらく、それと似ているのだろうと、このときユウマは考えてきた。
まあ、詳しく聞いてみたら、ミアちゃんが説明してくれて同じ様な状態で間違いないけど、今度の敵はおそらく低級である魔獣でなく中級から、上位の魔獣が出現して進化する予定のはずだそうだ。
その様な内容ならそんなに悩む事もないし、今回は事前にある程度その戦闘の内容も、解ってるのでそこまで深く考える必要のない。
第九章:第十三話につづく
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それで、再度確認するつもりで俺はフィーナ様に声をかけた。




