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第二話

 そして、今はフィリアの前に例の使わなかった水晶球関係を提出した。

 もちろん例の神光玉は出していない。これに関しては一応城の中で調べたら、神様ぐらいの徳の高い方より授かる物らしく、一般的に製作不能なアイテムと書物には書かれていた。

 まあ実際には、大昔に製作した偉人(いじん)が数人いるらしいが、ホントかウソかは解らない。

 なので、やはり出す事は出来ないと言う事で、今現在もアイテムボックスの中にとどまっている。


 それで今回提出した水晶は、聖銀星水晶球これは以前ヨーコさんに説明して貰った通り、周囲の魔素を一定量吸収する物で、ただ吸収するだけである程度吸収すると色が変化して聖紅玉となり、魔素力補充用のアイテムになるらしい。まあ以前言っていた聖碑などの魔素吸収の補助するアイテムになる。


 次に聖霊銀水晶球は、周囲の魔素を吸収して聖なる気へと変換して排出するらしい、ただ吸収する能力はその水晶球の半径0.5km程で人族等が吸収する能力より少ないのである。基本的に人族等で魔法適正のある者なら魔素をある程度吸収して魔法として放出できる。だが人族等である程度吸収するとその吸収が止まってしまう。このアイテムはその人族等と同じ様な感じで、ある程度吸収すると微量な聖なる気を排出する、まあ貯めてから変換して排出するので効率的には余り良くない。


 聖光水晶は、先程説明した聖霊銀水晶球よりも優れた物で、能力的には同じ様な物だが排出に関しては、吸収しながら排出するので効率は良くなる。

 このアイテムに関しては、基本的に街や村等に数個設置して防御結界を張るのに用いているアイテムで、何かのアイテムと併用して使う必要がある。防御結界は、結界術式の彫られた御符又は、アミュレットをセットする事により結界防御壁を発生することの出来る装置になる。


 その次に聖銀鈴光水晶これは、元々聖碑に埋め込まれていた物で、魔素をある程度の速度で吸収、そして聖なる気を特定量排出する物である。ただこれを製作するには途方も無い尽力と時間が必要なうえ、製作できる者が少ない。過去にはかなりの人が作れていたのだが、今の世の中には数える程しか残ってない。


 そして最後に聖光玉は、先程説明したアイテムの数十倍の能力があり、今では製作できる者はいないし途方も無い時間が必要である。文献には、過去に製作したものは後に仙人と呼ばれる人で今でも生きているみたいだった。ただもう製作できるだけの材料の入手が難しいとの事だ。まあこれに関しては使用してしまったのでこの中には無い。


 これらを城にいる間に調べていた、なのであの時フィリアが口止めしたのが良く解った。


 何せこれらの品物を、たった数時間の間に俺は製作してしまったのだから、いわばこの製作者を表に出してしまっては大変な事になってしまうのである。


 なのでこれを調べた時は、あの時にみんなの口止めしてくれたフィリアには、一旦感謝したがそれ以外の事をばらしたのを思い出し、感謝を口にするのは止めておいた。


 だって、なんか負けた様な気がするし、この先なんかに利用されそうだから黙っとこう。

 この時ユウマは、そう思っていた。


「そうそう、ユウマ。あんた今後は如何(どう)するの?出来れば、ここシルフォードに滞在して貰いたいのだけど、そのほうがこちらとしては色々助かるし」

 そして、フィリアから今後の予定と行動を尋ねられたので答えた。

「それは、強要ですか?それとも単なるお願いですか?」


 一旦フィリアは顎に指をそえて考えた後に、

「そうね、これは友人としてのお願いになるわね。それとここにいてくれるなら、私の権限で色々ともみ消してあげるからね。お願い♪」

 いや、可愛い子っぶってもあんたの正体知ってるから効き目は薄いが、そんな権限があるのか不思議に思い尋ねる事にした。

「えっ?でもそんな権限は、あるんですか。ギルドマスターとは言えそこまでの権限はないのでは?」


「あら、貴方も聞いていたでしょ。昨日の式典で国からの制限が無くなるって、あれはいわゆる私に自由な権限を与えるって意味でしょ」

「はぁ?・・・いやいや、そう言う意味じゃ。あれ、でも、いやそんな事は・・・・」

 フィリアさんの言った言葉の意味がかなり違う様に思ったが、この部分に触れてはいけないと思い途中で言葉にするのを止めた。


 するとその言葉を聞いていたシルフィーさんが声をかけてきた。

「ええ、その考えでいいと思いますよ。それに何か不具合が発生したら(わたくし)がお父様達に脅す・・・いえ、お願いいたしますから」

 そう答えニコッとこちらに笑顔を向けてきた。

『・・・いま、確かに脅すって言葉が聞こえたが、この中で一番怒らせたらいけない人物なのでは』

 と、ユウマは考えていた。


 それに、そう言えば今までシルフィーが怒ったとこを見てないよな、もし本気で怒ったら誰か止めきる人物がいるのか? とも考えていた。


 そうこう話している間に、日が暮れてユウマの提出した品物関係の鑑定は、夜通し行なう事になった事を、途中でやって来た秘書兼サブギルドマスターであるホノカさんが説明してくれた。

第七章:第三話につづく

「えっと、ですね。今日ユウマさんが提出してくれた品物を鑑定していた者達が、・・・?」

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