幕間 その弐
これは死んでしまった少年のお話です。
これは、主人公とは違う運命で死んでしまい転生する事になった少年サイドのお話です。
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鎧塚 航と飯田 隆は、なぜか、ただ真っ白いだけの部屋にいて、女神フィーナより、あなた達は、死にましたと説明を受けた。
少年たちはここに来る前、現世の地球で昼ご飯を食べる為、学校を抜け出し繁華街の食堂で食い逃げをした上に学校の午後授業をサボリ、その後雑貨店で万引きをしていたが店員見つかり慌てて逃げ出した。 そして駐輪場に止めていたバイクに航少年が乗りその後に隆少年が乗り込んで、2人乗りの状態で走って追いかけて来る店員を振り切って逃げ出した。
バイクで逃げている途中で、巡回中のパトカーに見つかりここでも追いかけられたので、慌てて一方通行の通路に逆走で侵入して、バイクのクラクションと大声を張り上げ進んでいく途中に、軽自動車が前方より走ってきていた。
そのとき、軽自動車の運転手は前方より来たバイクに驚き、そしてバイクに接触しそうなったので、ブレーキを掛けようとして、間違ってアクセルを踏んでしまった。
バイクを運転していた航少年は、突然スピードを上げた車をよけの文句を言いながらドアを蹴飛ばしそのまま走り去り角を曲がっていった。
しかし、この先は行き止まりで崖になっていてたがバイクのスピードを上げた、バイクの後ろに乗っていた隆少年は、泣きながら
「航先輩もうやめよう、逃げられないよ!」
「うるせー!このまま突っ切ってやる。死ぬ気でつかまってろ隆」
航先輩と呼ばれた鎧塚 航は、前方の崖をバイクで飛び越えようとスピードを上げた。
なぜ、崖の前でスピードを上げたのかは、ここの崖は暴走族の間では度胸試しの崖と言われ、バイクのスピードを上げ5m先の向こう岸の崖まで飛び越えるという危険な行為が良く行われていた。
この崖では何人ものバイク馬鹿が大怪我をしていた。
また、成功したものは皆からレジェンドと崇められ尊敬されていた。
しかも、2人乗りでしかも飛び出し台なしで挑戦した馬鹿は、誰一人としていなかったがここにいた。
「いくぜ!隆!俺はレジェンドと呼ばれる伝説の勇者になるぜ!」
「やめてー!僕っ死にたくないよー」
2人は最後の雄叫びと、悲鳴に近い叫びを上げ、バイクごと崖に激突、しかもバイクの燃料タンクには満タンのガソリンが入っていたので、最終的にガソリンに引火して大爆発を起こした。
少年2人は激突した時、全身を強く打ち大怪我を負っていたが、運悪く気絶せずに意識が少し残っていたので、爆発炎上の状態で自分たちの全身が焼けるのを感じながら意識を閉じた。
そして、死んだと思っていたのに不思議と意識を取り戻し目を開けたら、ただ真っ白いだけの部屋で目を覚ましてから。
目を覚まし周りに似たように人が複数いて、クラスメイトの女子がいたのを確認した航少年は、その先にいた青年になめられない様に、睨みつけメンチを切っていた。
あんな女に囲われた男は、後で脅してやろうと考えていたら頭上より羽根の生えた少女が降りてきて色々説明していた。
だが、航少年はほとんど聞いていないでいると。
「飯田 隆くんと、鎧塚 航くん、あなたたちは事故で死んでいます」
女神フィーナに死んだと言わた。
隆少年は、自分が死んでいるので生き返らせて欲しいと、オロオロとしていたし泣きながら訴えていたのと反対に。
「へっ!なら地球に戻ってもつまらねー、俺はチート能力をもらって異世界に行くぜ!」
「隆!てめーも一緒に来い!」
航少年は、もう現世に未練などないように言ってから、嫌がっている隆少年の首に腕を回してお前も異世界に来るように命令していた。
そのあと、女神フィーナ様の説明を受け、説明中に少年2人を、おバカ1号とおバカ2号と、何気にひどい言い方で春風 鈴香が馬鹿にしていた。
どうやら高校の同級生である問題児と、その取り巻きの後輩だったようだ。
《ちっ、春風め!またバカ呼ばわりしやがって、異世界に行ったらいつか探し出して犯してやる》
航は、頭のなかで鈴香を犯すと悪巧みを考えていた。
しかし自分が転生して、鈴香は転移する事を聞いていなかったので、そのこと事を航少年が知る由もなかった。
「航くんと隆くんは自業自得の上に半分以上自殺に近いですから。 あっ!そろそろ死者の二人は転生させないと魂が弱ってきていますので、存在そのものが消えてしまいますね」
女神フィーナ様が、2人の身体が消えかかっているのを見てから、魂がもう弱っているのを指摘した。
このことを聞いた、航少年と、隆少年は、『はっ』としてから。
「早くチートスキルくれよ、俺はなっ無双できるスキルが欲しい」
航少年がスキルを無双できるスキルが欲しいと言っている途中で。
「あー、あなたたち2人は、転生を行いますからスキルは、差し上げられません。 転生そのものが、ユニークスキルになりますので、特殊なものは、あげられません。 あ・し・か・ら・ず、良い二度目の人生を送ってくださいね。 それでは、魂転生」
女神フィーナがニコニコと笑顔でいたがもう、この2人に関わるのはごめんですとおもいながら転生用の呪文を唱えた。
「おっ、おいそりゃ無いだろ。なぜスキルをもらえない、ちょっと!まてって俺は異世界で無双で最強の勇者にしてくれー」
「そんなー!なんでこんなことに、嫌な事ばっかりなんだよー」
2人が最後の言葉を言いっていたが皆にはまったく聞こえず、体が薄くなっていき足元から消えていっている。
あと少しで頭の部分をのこして、すべてが消えるその直前になって思い出したように。
「あっ、ちゃんと前世の記憶と知識は、残るようにしてますので赤ちゃんから頑張って強くなってくださいね」
女神フィーナが最後に駄目だしの残念な言葉を聞きながら少年2人は、驚いたような顔で。
「おい、最後にそりゃないだろ、赤ん坊で現世の記憶あったらたまったもんじゃないって」
航少年の悲痛な叫びをのこして消えていったが、誰も聞いていなかったというより聞こえていなかった。
そして、航少年は、アーストリアのとある村の領主の子として転生した。
なぜか女の子として転生させられ、領主宅の三女として産声を上げた。
一方隆少年は、同じ領内に住む村人の家の長男として産声を上げた。
くしくも、2人の転生が行われ産声を上げたのは、ユウマたち転移者の転移が行われた日よりも、10年も前の過去の日だった。
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・・・・・この話の続きは、ヒマがあったら別の話で語るかもしれない。(笑)チャン、チャン。
もしかしたらつづきが有るかも?




