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風の間に君の声を探している
冷たい雨が風の間に見え隠れ
それが君の声なら
きっと きっと きっと
叫び声を上げるんだろうな
もう一度君に会いたいって
隣の席になっただけで緊張するなんて
おかしいよね
そんな素振り見せたことないのに
内心 ドッキドキ
そんなキャラじゃないのは
自分が一番知っているから
赤い顔を隠すため
窓の外をじっと見つめている
前に進むため頭の中を
切り替えなきゃ
ヘンテコなものだって
今なら構わない
夢中になれるものだったら
葉っぱの下まで探しちゃう
空を仰いだっていい
頭抱えているだけじゃ
前には進めない
奇妙な偶然が重なるとそれは
やっぱり運命
道を横切る黒猫
ゴミ置き場を漁るカラス
こんぺいとう色の空
それを一つの道につなげるのは難しい
まるで今の僕と君みたいに
時の流れに迷い込んだ旅人は何処を目指し歩くのか?
陽の光に反射してキラキラ輝く水面の奥深く
田園に広がるさざ波
風の流れに身をまかせよう
例えば君が辛いって素直に言ってくれたなら
僕は君の側にいてあげるって
簡単に言ってあげられるのに
君は中々その言葉を口にしない
待っている時間はこんなに長いのに
君の側にいられる時間はまだまだ短か過ぎる
僕に勇気を下さい




