20/32
20
桜の枝から覗く無邪気な鳥の戯れ
飽きないってこんな時に使う言葉
いつまで見てても飽きないけど
時間がちょっぴり遅れ気味
今日は走って帰ろう
楽しいから止められない
楽しくなくても止められない
気づかぬうちに依存に発展
でも絶対それを認めない
人に言われるとよけい腹が立って
認めたくないけど
末期になったら手遅れだから
耳を傾けるのも大事
おーい
たまにはこっち向いて
おーい
呼んだらこっちにおいで
おーい
餌を貰ったらありがとうの態度見せて
やっぱりね
やっぱりなんだ
なんだがっかり
がっかりだけど
もう一度期待する
期待してまた裏切られ
その繰り返し
それでも見ているのは
楽しいから
薄い雲から覗く水色の空を背景に
五分咲きの桜を見上げ
薄い雲から覗く太陽を
ぼんやり眺め
黄色が映える菜の花を春の一番に
位置づける




