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出会い
いよいよ今日は引っ越しだ。
同級生は見送りなどしてくれない。
ただ一人だけ近所のおばさんが見送ってくれた。
私は東京がどんなところか見てみたい好奇心で溢れていた。
さようならこの街、さようなら今までの私
「よしッ!OK」
「大丈夫?万麗」
「うん!大丈夫!!お父さんお母さん、いってきま~す!」
「いってらっしゃい^^」
「ほんとにあの子大丈夫かしら?」
「万麗に限って大丈夫だろう。万麗ももう中学生なんだ。優しく見守ってあげるだけにしておこうじゃないか」
「ええそうね」
「よし、僕達も行こう。」
「ええ」