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中央世界  作者: 葉都
機械人国編
3/5

3:脱出

『はぁ…』

『待ってたぞ、脱走者。随分身なりが整ったな』

『はっはっは、ご丁寧に見送りですか?』

『はっ、何故そんなに頭お花畑なんだ、俺にはわからない』

何故ご丁寧に待ち構えているのか、普通に出させてくれたらいいものを

『はぁ、戦闘は勘弁ですよ。なにせ私、戦闘知識皆無ですから』

『こちらとしてはさっさと牢獄へ帰ったら戦闘する事はないとだけは言っておこう』

『ですが、これ以上の被害は出したくないですよね。それなら私を通すだけで被害は収まりますよ?』

『ふん、お前を捕まえられればこの被害も安いもんだ。そんなことより、何故こっちに来た?』

『簡単な話ですよ。不用心な部屋にここが屋上行きとでかでかと書いてあったものでねぇ、正面突破が出来ないと思ったらこっちに来るか、壁に穴開けるかの二択になったからしっかりと屋上行きを選んだって訳ですよ』

『まだ正面の道とか穴けた方が良かったんじゃねぇのか?』

『どっかから逃げたところであなたが追いかけてくると判断しました』

『何故そう思った』

『………もう話はいいや。さっさと来いよ、戦り合おうか』

『ふんっ、口調はどうした?変わりすぎだろ』

私はバトルアックスを再構築する。

相手は180㎝程の大きさがある大剣をを召喚し片手で軽々と持ち上げた

『その筋肉、飾りじゃなかったんだな』

『そりゃあそうだろ。お前こそ自分の身長と同じぐらい長い斧、よく扱えるな。それにそれ、うちでは見たことねぇ。どこから手に入れたんだろうな』

『さぁ、知らんな!』

その瞬間、思いっきり地面を蹴り相手に接近しバトルアックスを振りかざす

身体強化を事前にした私の一撃は一般者からすれば脅威でしかないが、この男は違う

その右手に持った大剣でしっかりと受けきり私を空中へ跳ね飛ばす

私は天井まで飛ばされたが天井を少しクレーターが出来るほどの威力で蹴り飛ばす

私はバトルアックスを振りかざし、男は大剣を振りかざす

両社の刃が交わり火花を散らす、結果的に私は跳ね飛ばされ床に刃を立てブレーキをかける

その隙を男は逃さない

男も床を蹴り私の後ろに回り込み大剣を両手で振りかざす

私は床からバトルアックスを引き抜き、長さを生かし大剣を持ち手でガードする

だが身体強化の質が違うとはいえ、元の力の強さが違う

私はまたも吹き飛ばされたが、隙を与えず直ぐに立て直し武器を相手に向ける

『攻め来る割に吹き飛ばされてばかりだな』

『そりゃあ攻撃力お前の方が強いに決まってんだろ』

『おいおい、口が悪いぞ。さっきまでの余裕はどうした?』

『……』

『ふっ』

男はまた飛び、切りかかってくるが私は刃を弾き、大剣の軌道をずらす

男は腹部をバトルアックスでそのまま勢いよく突く

男はうめき声を上げ扉まで吹き飛ばされた

『クソが』

『これで、お前も余裕がなくなったか?』

私は刃に氷を付与する

『さっ第二ウェーブの開始だ』

その瞬間男は立て直し大剣を構える

私は横にバトルアックスを振る

出てきたのは美しい氷の斬撃だ

男は大剣で斬撃を叩くと斬撃は直ぐに割れる

私は斬撃を飛ばし続けるが男がすべて破壊し迫ってくる

そして男は私に向けて大剣を振り下ろす

私はバトルアックスで受けようとしたが大剣に耐えることなく折れてしまった

私は床を蹴り、男との距離を離す。

『やっぱりな、金属は氷に弱い。お前の斧はただの金属片。氷を付与するには少々普通過ぎたな。さぁどうする。お前には武器がない。俺とどう戦う?』

男は一瞬にして距離を詰め大剣を振り下ろすが、私は新たなバトルアックスを作り出し大剣を跳ね返す

『チッ、もう一本持ってやがったか』

『残念だが、もう一本持ってたわけじゃない。たった今作り出した』

『…厄介な能力だな』

『褒めたって何もしないぞ』

『褒めてねぇ』

男は大剣を持ち直し私に剣先を向ける、それは私も同じであった

少しの沈黙の後二名はほぼ同時に迫りお互いの武器を振り、即座に交わる

少しいがみ合った後お互い弾かれる、男と私の力は身体強化によって同程度の物となっているらしい

先に動いたのは男の方だった

男は急接近し私に大剣を振りかぶり、猛攻撃を繰り出した

私はガードをするが、あまりの手数の多さに徐々に隙が無くなっていく

やがて、ガードで隙ができた瞬間に男が大剣を大きく振る

私は咄嗟にバトルアックスを挟めたが大きく飛ばされ壁に叩きつけられる

背中が打ち付けられたが、身体強化のお陰で体が痛い程度ですんでいる」

『どうだ?これ以上痛めつけられたくなければこの部屋から出て牢屋に戻ってくれ。そしたら、今回の事だけは許そう』

私はバトルアックスを床につけ、跪いている

『さぁ、どうs』

その瞬間バトルアックスをへし折り、先の尖った棒を男の顔へ勢い良く投げた

男はギリギリで回避したせいで少しかすり頬から血を流した

『おいおい、それも投げる気かよ』

私はバトルアックスの刃も構え勢い良く投げた

男は大剣で受けたが、衝撃が大きかった

男は数センチほど押されながらも受けきり私の方を見る

私は一切動居ないなかった

『お前、力どうなってんだよ……戦闘知識皆無とか何言ったんだ?』

『なんでも、保険はかけておくに越したことは無いだろう。それで、いつ属性魔法を使うんだい?いい加減しっかりとした公平な勝負をしようじゃないか』

『ふんっ、確かにな。俺はお前をなめていたし、少し戦えば直ぐに降参でもすると思っていた。だが、それは違った。そっちが望むなら使ってやるよ。ただ後悔するんじゃぁねえぞ』

『そう来なくっちゃ!』

右手で大剣を持ち、刀身の根元に左手を翳す

そのまま左手を剣先までスライドさせる

すると、男の持つ大剣の刀身は橙色に輝き始めた

男は大剣を片手で軽く振る、すると小規模な爆発が起きる

私は、少し冷や汗を掻く

『今更なしはダメだからな』

『はは、流石に分かってるよ』

そんなことを言いながら戦闘が再開した

破属性は厄介でしかない

発動者の任意のタイミングで爆発ができる

熟練者にもなると、直接足元を爆破させてくる者もいる、そんな属性だ

私は、全力で男に接近したが、男は消えてしまった

私は直ぐにブレーキを掛け周囲を見渡す

男の姿はどこにもないが、戦闘中に逃げるとは思えない

そんなことを考えていると、後ろから衝撃が走る

私はものすごい勢いで壁に叩きつけられた

男の大剣の振る速度は破属性の爆発によってものすごい加速をしている

恐らく透明化が男の能力だ

この能力を突破する方法は、私が考える限り無い

だが、普通に考えて強い能力というのはだいたい魔力消費が激しい

それにこのペースで破属性を使っていると魔力は直ぐに底を突くはず

そこまで回避すれば………出来るか?

透明化からのそこそこの速度での大剣、吹き飛ばされた後の隙狩り、ははははどうしたらいいんだよ

少なくとも後隙だけは何とかしたい

壁に叩きつけられる前に壁を蹴るとか…

『考え事とは、悠長だな!』

まずい!

私は直ぐに飛び跳ね、横に逸れる

その瞬間、男は大剣を私が元居た場所に振り下ろし、小規模の爆発が起きる

私はギリギリ逃れ、少し離れた場所に着地する

私は直ぐに空中に氷の塊を複数個作り出し男の方にそこそこの速度で飛ばすと同時に、私も床を蹴り男に接近する

男は氷を剣を振り爆発で氷を砕き能力を使用する

私は瞬時に止まり、後ろを警戒する

直ぐに背中から凄い衝撃を受け私はまた壁に吹き飛ぶ

私は空中で体制を整え壁に着地したと同時に壁を蹴り男に接近する

『何!』

そのままの勢いでバトルアックスを男に振り、鈍い音が響く

男は上に吹き飛ばされ天井に打ち付けられた

私はその場から飛び跳ね、少し遠くに着地した

男は天井から落ち、着地と同時に周囲を爆発させる

いくら身体能力を上げたからといって、疲れないわけではない

私は息が上がっていた

男が口を開く

『お前、息上がってんじゃねぇか』

『そういうお前も自分の事言えないんじゃないかな?』

『俺は能力も属性も使っている。それに俺の能力は魔力消費が激しいからな。それに比べてお前は、能力はあまり使わない、属性使用も少し、どこに息が切れる要素があるんだ?』

『お前のような人外から見れば疲れる要素が分からないかもしれないがな、普通の奴はある程度動いただけで疲れるんだよ。まあ、それにしても私のスタミナは少ない部類だとは思うがな』

『おいおい、なんでお前は自分のことを人だと思ってんだ?俺のしっかりした攻撃を数発受けても立てるんだ。お前が人ならば、人の定義を書き直さなくてはならないな』

『私を見た目で種族なんだってクイズしたら100名中99名は人間って答えるだろ?』

『まぁ確かにな』

『ところでお前、魔力回復しようとしているだろ』

『いや、全くその気は無かったが』

『はは、じゃあ魔力は全然有り余っているという認識でいいか?』

『俺は心優しいからな。しっかり本当の事を言ってやろう。今の俺魔力は限りなく底に近い。』

『ははは、ありがとう。お前本当に優しいな』

『ああ、だから戻ってくんないかな。今だったら何も咎めない。じゃないと体の部位、どっか吹き飛ぶぞ』

『はぁ、嘘には見えないな。私的には目ぐらいだったらいいかな』

『じゃあお望み通り吹き飛ばしてやるよ!』

私は男に向かって走り出す

氷を作りそれを飛ばす、だがそんな単調な攻撃を男はすべて粉々にしていく

私の足元を爆発させる余力まで残して

私は爆発を飛び、避ける

気付けばもう男との距離は2ⅿ程だった

私はバトルアックスを振る

互いの刃が交わり、火花を散らす

その瞬間、男が爆発を起こし大剣の威力を底上げし私を弾き返す

その隙を男が見逃すはずもなく、ガードも何もできずに大剣で腹部を突かれ、爆発させる

私は自分の認識できない速度で壁へ打ち付けられた

打ち付けられた壁は砕け、砂煙が舞う

私は痛みに耐え、壁を蹴り男に接近しようとした刹那、付近に重いものが刺さる音がした

その物体は橙色の輪郭が光輝いている

それを認識するのにそう時間はかからなかった

私はとっさに勢い良くバトルアックスを床を叩き、上に避難をしたが、それは間違いだった

飛んだ瞬間それは相当な爆発を引きを越し、巻き込まれ天井に打ち付けられた

背中の痛みよりも先に右目に激痛が走る

体制的に足より顔が下向きだったせいで爆発し飛んできた欠片を右目に受けたようだ

私はそのまま落下しなすすべ無く床に伏せる

辺りは静寂に包まれたが、直ぐにそれは破られた

『ふんっ、死んだか。どんなに強くても所詮はまだまだ小っちゃい子供。どんな種族であろうとこの猛攻を耐えれるはずがないか』

男は突きさした大剣を取りに倒れた私の方へゆっくりと歩く

やがて男の足が私の横を通り過ぎようとしたとき私は男の足首を勢いよく掴み男の足を凍らせた

男は驚き直ぐに距離を取る

私は右目を押さえながら、ゆっくりと立ち上がり左目で男を見る

『やっぱりお前、人間じゃねぇよ。あんな攻撃を耐えきって、更に目立った負傷は腹、背中、右目ぐらい。お前どんな種族なんだ?』

『はは、知るかそんなもの。此処で目覚める前の記憶は一切無い』

『………そうか』

『なんで気まずそうなんだよ。それで、まだやるか?やるんだったら大剣をお前の為にとってy』

『いや。そんな負傷した子供相手に戦う気にはならん。それに俺の魔力も底をついている。今は身体強化の効果時間で何とか動けているだけだ』

『…お前、悪党向いてないな』

『ふん、何を言う。お前も含め此処は五名攫っている。そんな奴がいい奴な訳あるか?』

『ああ、私はその五名の行方を知っているからな。お前の判断を知っている以上、お前の事ただの悪党だとは思わないさ』

『………』

『まぁ、この先いろいろあると思うが、頑張ってくれ。お前がこれまでの四名に下した判断は間違ってないと私は思うぞ』

『まさか俺より年下に励まされるとはな。はぁ。その言葉しっかり受け取っておくよ』

『もしもだが、また私の前にあらわれて、肩を組める。そんな関係性を望むのなら新しい大剣でも考えておいてくれ』

私はゆっくり出口の方へ向かう

『それじゃあ、そろそろお暇させていただこうかな』

私は階段に足をかけて、振り返る

『約束通りこの砦、ちょっと荒らしてから出ていくとするよ』

『勝手にしてくれ、約束は約束だ』

『………やっぱりお前は悪党向きじゃないね』

私は石でできた階段を上り屋上に出る

空は明るく淡い藍色で染められている

日は昇ったばかりとは言えないがまだギリギリ東の方角と言えるであろう

私はフードをかぶりバトルアックスを空に掲げる

そのまま勢いよく振り下ろし床に突き刺す

そのままバトルアックスに氷を流し込み砦を氷で覆わせて行く

やがて、天井まで数センチほどの氷で包まれたころ、私は周囲を見渡す

周りは一面森だが、少し遠くに何者かが作った手あろう道を見つけた

私は氷を足場にして、慎重に降りて行く

私は道があった方角へ歩いてゆく

魔物に遭遇しないことを祈りながら森の中を歩く

しばらく歩いたころ、屋上から見つけた道についた

まだ、怪我は痛む

こんな満身創痍な状態で日が沈む前に村か町にでもつかなければならない

私が途方に暮れていると……

『おーい、そこの君!』

私は、声が聞こえた方角を見るとそこには五名組が居た

『こんなところで何をしてるんだい?見たところ武器も持っていないようだし魔物に襲われてしまうよ!』

急に話しかけられ、軽いお説教

多分だが、気になったらほっとけないタイプだな

『ちょっとオクト。急に話しかけたらそうなるでしょ!ごめんね急に』

『そうだぞ、お前はいいかもしれないが相手が困るからな』

『…学ばないアホ』

『ちょっとロアちゃん、そこまで言わなくてもいいでしょう』

……………なんだこいつら

今回から、何か一言だけでも書こうと思います

特に作品と関係ある情報は出さないので、流し見程度で見ていただけると

作品に関する情報は前書きに書くので!

ではでは~

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