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とりま、この世界の頂点に立つ。4

遅くなりました!

第四話書き上げました。

よろしくお願いします。

【第四章 武闘大会中編 新たな力】


「状況を整理しよう。」


そう、自分は一回戦に難なく勝利した。


そして、二回戦も勝利した(なお、相手は最初に声をかけたおっさんだった)。


素晴らしい。


流石はこの俺と褒めたいところではあるものの、それ以上に考えなければならないことがある。


「力の働き方が向こうの世界とはちがう?」


具体的には力の伝え方、打撃を与える向きや力の入れ方を工夫した際に得られる恩恵が大きいのだ。


自分の身体能力も全体的に上がっているように感じるとは言え、体の筋肉量が増えたりしたわけではない。


向こうの世界と変わらない、いたって普通な中肉中背だ。


走る時なんかも、スタートダッシュのやり方次第でかなりの速度を出せる。


ここまで聞けば何ら悪いことは少しもない。


自分の力を制御できないとかいうわけでもない。


問題なのは…


「下手に力を込めてしまうと死人が出てしまうな…。」


戦うのは好きだ。


そして、どんな相手でも戦うなら本気で行きたい。


それが相手への最低限の礼儀であると思っている。


ただ決して命を奪いたいわけではない。


無論、相手の実力が未知数で倒さなければ自分や周りの存在が危ないというのであれば話は別だ。


ただ、かといって殺す必要もないだろう。


寧ろ、生きていればまたさらに強くなって俺にもう一度挑んでくるかもしれない。


いたずらに殺す意味もない。


それが、俺が何かと対峙するときに心がける一種の美学のようなものだ。


「だが、俺が本気で人を打撃するとおそらくそいつは爆散する。」


一回戦のあんなに重くて硬そうなメイスが粉々になったのだ。


生身の人間などもっての外だろう。


「まあ、基本的には打撃の風圧を当てていく感じで…。」


そう決意をしているとき…


『ただいま、第三回戦の準備を行っています。まだ自分の会場に来てない選手は至急会場に向かってください。』


おっと、もう三回戦か。


さて、次はもうちょっと骨のあるやつだといいが。


そうして会場である青会場まで向かう。


そうして、対岸に現れた選手を見た。


長いローブをまとった男?だった。


顔はフードで隠れていて見えないが、とても今から近接戦闘を行いますという恰好ではない。


見たところ、身のこなしも素人のようだ。


持っているものも先端に赤色の水晶がついた杖だ。


にも拘わらず、こいつは三回戦まで来ている。


これは、もしかしたらこの世界にきて一番見たかったものが見れるかもしれない。


『それでは、これより第三回戦を行います。…試合開始。』


と同時に相手は杖をこちらに向け警戒する素振りを見せた。


だが、なぜか相手は面食らったような雰囲気を出した。


「なぜ向かってこない?」


意外と野太い声だな。


男らしい。


しかし、なぜと問われても。


「別に。ただ、俺の見たいものを見せてくれるかもと期待しただけだ。」


そういって、俺は目的のために少し挑発する。


「ほら、待ってやるから早くしてくれ。」


「舐めているのか?調子に乗るなよ!消し炭になるがいい!」


そういうと男は杖を構えなおしたと思うと、おもむろに杖の先の水晶が光りだした。


赤く煌々ときらめく水晶の周りに何やら二重の円が浮かんだ。


よく見ればその円は見たことのある文字の羅列で組まれている。


「あれは…、アルファベットか?」


そして


Magic(マジック) of(オブ) flame(フレイム)!」


そういうと杖の先端に現れた二重の円の内側に炎が発生し、こちらに向かって射出された。


燃え上がる火の玉がこちらに向かってくる。


「これが、見たかったんだ。」


その瞬間、炎がひと際輝く。


次の瞬間には炎の球は大きく広がり進路上の敵を焼き尽くさんと燃え盛った。





炎が大きく燃え上がる様子を確認し、男は自分の勝利を確信した。


「私の火炎魔法に燃やせないものはない。」


そうして、男はローブを翻し、会場を去ろうとした。


その時だった。


「あはっ、あはははははは!そうか!これが魔法か!」


背後から声が聞こえたかと思えば、とてつもない風が起こり、あたりの炎をすべてかき消した。


そして、消えた炎の中から魔法が直撃したはずの男が無傷で笑いながら現れた。


「馬鹿な…。一体、どうやってしのいだ?」


「なるほどな。普段は特に意識せずに過ごしていたこの気の流れが、魔力だったのか。ということはこう動かせ…ってあぁ、別になんということはない。ただ、打撃の風圧で直撃する前に炎を拡散させただけだ。」


男は何でもないような口調で平然と嘯く。


「ふん、どんなからくりを使ったのかは知らんがもう一度魔法で…。」


と言った矢先に、正面の男は自分に向けて、手のひらを向けていた。


「なにせ、初の試みだからな。力加減ができない可能性があるから頑張ってしのげ。」


そういうと男は手のひらに魔力を集め始めた。


「ふん、見栄を張るのも体外にしろ。魔道具なしでの魔法制御など、国に使える最高位魔導士になってようやくでき…」


そういっている間に相手の男は手のひらに魔法陣を完成させていた。


魔法陣の間に炎が生み出される。


「あ、ありえない…。魔道具と、さらには魔法文字(アルファベット)の詠唱もなしに魔法を組み立てられるような魔法師がこ、この大会に参加するなど…。」


「勘違いしているようだが俺が魔法を使った、もとい魔力をちゃんと使ったのはこれが人生で初だ。日用品を使う程度の微細な魔力の操作は見ても流石に参考にならなくてな。大きく魔力を動かす魔法なら一度見ればある程度動かし方を学ぶことができる。」


そんな虚言としか、思えないようなことを言いながら男は魔法を難なく完成させる。


「感謝するぞ。お前の放った魔法のおかげで俺はまた、新たな力を手に入れることができた。」


畏怖の感情さえ抱きながら、最後に尋ねる。


「お前は…、一体…?」


「俺は龍潼院 時雨だ。この名だけ、頭蓋に刻むがいい。」


そうして、炎が発射されあたりは真っ赤に染まった。


キャラが思うように動かなくて全く前後編に分けるという宣言を守れていません。どうも、神は健在なりです。話した通り、中編が出来上がってしまいました…。普段何気なく読ませてもらってる小説の類がいかにうまくまとめられてるかを痛感しております。それはそうとまだ三話しか書いてない、かつこんな素人が書いた作品を約100人ほどが読んでくださっているということに最近衝撃を受けました。本当にありがとうございます。自分も精進して、さらに面白いと思っていただけるように努力していきます。ぜひ、今後ともよろしくお願いします。

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