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第二十八話 地獄道1 / 絵に描いたような地獄

「暑い……」

「あちぃ……」


 汗が止まらず吹き出てくる。息をするのも苦しい、一吸いする度に以上に暑い空気が身体に流れ込み身体の中も物凄く暑い。


「動けるか? ってか動かねぇと死ぬぞ、ここにいたら」

「シン傷が……」


 血塗れの傷だらけの顔はなにもなかったかのように綺麗さっぱりになっている。


「あぁ、これは俺もよくわからねぇ。痛くもねぇし、気付いたら全部直ってた」


 シンはヨウの手を繋ぎ、その場から離れる。

少し動くだけでも身体に熱が籠る。周囲の気温が異常なまでに籠った熱が逃げず体温が上がっていく。

それは両者の体力を奪い、水分を奪う。

 ほんの少ししか移動してないのに既に息切れしたかのように、はぁはぁと呼吸が荒れる。


「ヨウ大丈夫か?」


 振り返るとヨウは物凄く千鳥足で、手を繋いでるから動いているような状態だ。


「これ以上は無理だ。ちょっと熱くなるけど我慢しろよ」


 シンはヨウをおぶさり、さっきと同じペースで歩き続ける――

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