前へ目次 55/55 ??? 恐怖は、人の心が生み出す物。 人の心がある限り、その恐怖もまた途切れない。 「物語」とは、それを切り取った一部。 「怪異と生きる、僕等の町」と題して、その切れ端を抜き取っただけです。 切れ端が抜き取られても、その世界はずっと続く。 「物語」と言う枠組みを越えても、彼の町は生き続ける。 それが運命であり、また宿命でもあります。 「恐怖」と「平穏」が隣り合わせの様に。 彼等の物語もまた、何処かの場所で抜き取られる。 その時まで、少しの平穏を。 それでは……。