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怪異と生きる、僕らの町  作者: 読み方は自由
復讐者(現代、高校生篇)
54/55

後篇 鞍馬君……(※怪異、一人称)

 あの子が来た。


 私の所に。


 変な男を連れて


 私の前に戻った。


 変な呪文で、私を縛る


 私の体を消すような


 そんな呪文で、私を嬲る


 私を嬲って、ころころ回す


 私が「止めて」と叫ぶ中で


 私の体を弄ぶ


 私はただの、人形だ

 

 アイツ等の暴力を満たす、ただの人形


 廃墟の中に入れられた、野性の獣


 獣は人間に捕らえられ、その体を嬲られる

 

 私は、それに耐えた


 耐えて、耐えて、耐えつづけた


 鞍馬君の事を思って


 私は、この苦痛に……


 奴等は、私の服を裂いた


 嫌らしい意味ではなく


 私の服を裂いて、この胸に刃を刺した


 私は胸の痛みに悶える中で、貴方の、その笑顔を思った


「鞍馬君、助けて……」

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