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Remembers  作者: manaka
7/52

荒井純 登場

「司令官!!何者かが、すぐそこにいます!!」

俺と智嬉は、能力者と分かったのはこれが始めてだったために慌てて駆け出し、司令官室へ急行した

「分かっているよ この雷、これは普通の天気じゃない 何者かが雷を……!」

「白いハチマキ」

智嬉がボソリと呟くと、司令官は智嬉の肩を抑えた

「白いハチマキ? 見たんだな?そいつを!!」

「なにか知ってるんですか?」

「……あいつだ… 君たちが入るその前、2人だけで一度能力者チームを組んでいてね」

俺は思わず驚いた

「2人だけで…? あんなカルテー二みたいな強敵を?」

「当時仲間が集まりにくかったのだよ その前進となっていた2人が、帰ってくる」

「誰なんですか」

司令官室にタイミングよくノックする音が聞こえた

「はい」

「久しぶりだな、司令官」

先程、能力者のオーラを感じた男だった!

「司令官!!こいつです!!」

「ああ 純のことだったか」

「なんだお前ら? 新入り?」

近づいてくればくる程、体が大きく見える

「あ、ああ……はじめまして、蒼山滝です」

「俺は根口智嬉」

純、という男は腰に手をやりニカッと笑った

「荒井純!前はここでリーダーを務めていた、よろしく頼むよ!」

「荒井…純…」

「お前だろ?この雷の原因は」

司令官は呆れ半分で話す

「ああ ちょっとブチ切れ案件があったもんで」

「なんだそれは?」

「……新入りの前では言えない話です」


<挿絵>

挿絵(By みてみん)

俺たちは早急に司令官室から出た

「あいつらがいなくなってくれて良かった」

「実は……」

俺たち2人は気になってしまい壁に耳を当てて聞いていた

すると傍に瞳が歩いてきた

「なにやってんのよ あんたたち」

「新しい仲間が、司令官と内密な話を…」

「内密ですって?」

純は察したのか、扉を勢いよく開けた

「お前ら……!!」

「げっ」

「滝、智嬉 君たちにはまだ分からない話だよ 部屋でゆっくり休みなさい」

司令官は仕方ないな、と肩を降ろして俺たちを退散させた

「で?話って」

「荒くれ者たちが、新入りを狙って殴りかかりますよ 近いうちに 」

「あいつら……お前の言うあいつら、は外道のやつらだろう それは他の能力者が対処する で、この雷の原因はなんなんだ」

「外道が、俺の彼女を拉致しました!!!」

司令官は自分の口を抑えた

「許せなくて、俺……暴れて…」

「それで能力を解放したのか まずいことをしたな

敵が勘づいて、施設に来ないか」

司令官の悪い予感は当たり、再びカルテー二が現れた!


「ふははは……この強い力…もっと爆発させろ……そして……世界の滅亡を……!!」

「カルテー二!!」

カルテー二の額の刻印が光り、純に技を仕掛けた

「"幻影呪縛"!!」

「くっ!!」

純は大きい身体で必死に防御した

「貴様は…久しぶりだなあ、あの時の戦い以来だ」

「思い出したくない!! 親父の仲間を助けられなかった悲劇など!!」

既に施設には警報が鳴り、俺は慌てて走って司令官室へ向かっていた

「お前の彼女も、敵に奪われて助けられないでいる くくっ……お前の力の弱さ故に…」

「言うな!!」

純が苦戦している最中、智嬉は仲間を助けようと新しい技を放つ

「"氷よ……仲間を守る力となれ…"氷拳(ひょうけん)!!」

智嬉の技は、かなり遠くからでも辺り一面氷と化し、敵を足止めする技

「なに!?」

「智嬉!!やるじゃないか!!」

司令官は褒めていた

「司令官!早くカルテー二を!!」

すると純は、出会って早々にカルテー二にテレポートで連行された

「うわぁぁあーー!!!」

「純!!!」

始めて出会った仲間が、早々に敵に捕まって、俺はただ、なにも出来ないでいた…

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