敵の執念
「滝!!力を爆発させる気か!!」
司令官は焦っていたが、カルテー二はニヤリと笑っていた
「ふ…自分の施設を破壊するとは愚かな」
カルテー二は俺に攻撃した
「"幻影呪縛"!!」
しかし、今の俺には傷ひとつ当たらない
「なんだと…!?」
「俺の強い力は…仲間を守るためにあるんだ!!」
「しかし、お前の今の状態では、能力の力が強すぎてコントロールが効かない、危険すぎる!!」
司令官が庇うのを他所に、カルテー二は司令官に喧嘩を売る
「なら、お前が私と戦ってみろ」
「ここは能力増強室… 仲間の力ならまだしも、お前の力が干渉したら…」
カルテー二は高笑いをした
「っははは!! さあ、爆発してみろ、滝!!」
司令官は危険だと認識し、自身の力で亜空間を生み出した
「施設が大破されたら、身も蓋もない みんな、私に力を貸してくれ」
仲間たちは、自分の能力を司令官に捧げた
「貴明が倒れたあの日、カルテー二と一騎打ちし2人の力がぶつかり、街全体が破壊されそうな程の威力だった この街が全滅してもおかしくはない状態だった」
司令官は重々しい表情で話す
「ククっ… まさにあの時お前をかばっていなかったら、この街は無かっただろうな」
俺はなんの言葉も出ない 身体が硬直してしまっている
「あなたは滝を死なせたいの?」
みづきは問う
「滝…お前の能力さえ奪えばこの街を支配できる!!」
その時目の前が真っ白になっていた俺の目の前をカルテー二が襲ってきた!
怒りのオーラが俺の身体中を駆け巡っている
「司令官、技を出してもいいですか!?」
「亜空間にしたから大丈夫だ、戦ってくれ!!」
「"天華乱舞"!!」
ためにためた天華乱舞は、いつもより大きい竜巻が現れていた
地響きも激しく揺れている
「っ……!! 貴明の力に、私は負けん…!!」
カルテー二は負けじと強力なバリアを張る
「なに!?倒れないのか!?」
傍にいた純は驚愕していた
「っはああああーーー!!!」
カルテー二は亜空間ごと壊す衝撃波を俺たちにぶつけてきた
「うわあああーーっ!!!」
俺たちは耐えきれず、亜空間も破壊され、元の施設に戻ってしまった
「っ……くそ、カルテー二…!!」
すると、聞き覚えのある声が、後ろから響いた
「"氷拳"'!!」
<挿絵>
智嬉が俺をかばってくれた
「根口智嬉、参上!!」
智嬉は腕でカルテー二の衝撃波を受け止めていた
「はぁ…はぁ…」
「智嬉…と言ったな、あんなにボロボロになったというのにまだそんな力があったとはなあ」
カルテー二はニヤリと笑う
「ボロボロになろうが、… こいつを守らなくちゃならないんだ…!!」
カルテー二はギリっと睨む
「なぜ、そうまでして!」
「親友だからだ!!俺たちのリーダーだからだ!!」
カルテー二は智嬉の腕を避けた
その時、後ろにいた純とみづきはカルテー二の威力に巻き込まれ倒れていた
俺の声で、おもむろに2人はゆっくり起き上がった
「純!!みづき!!」
「なんだと!?」
純はすぐ起き上がりカルテー二を殴りつけた
「俺たちを見くびるなよ、カルテー二」
「くっ…貴様…!!」
「"雷拳"!!」
純もすかさず技を仕掛ける
「無駄だ…私は…何度だって蘇るぞ、っははは…!!」
カルテー二は高笑いをしながら消えていった
「司令官!!奴を倒す方法はないんですか!!」
「今は、こらえるしかないんだよ… とにかく、仲間たちは無事で良かった」
「司令官…」
司令官は心臓部を強化する、といい俺たちを解散させた
「許さない…カルテー二…っ!!」
俺は夜中になっても、ずっと道場で棒術の訓練をしていた――




