表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Remembers  作者: manaka
1/52

すべての始まり

俺は蒼山滝

ある日の高校生活の出来事

それは、ある悲劇から始まった

その戦いはこの日からすべて、始まった…


「ああー、かったりぃ」

俺の親友根口智嬉

俺たちは高校二年生

「なんか今日は身体がだるいよな」

「あなたたち、寝不足とかなの?」

傍にいるのは、俺の幼なじみ、浅波理恵華

短いポニーテールをしている

「そうじゃないけどな」

一通り授業をこなし、今日もようやく学校が終わったか!と思った瞬間

嫌な気配がした

それも、これが、すべてを覆す出来事が始まるとは


「蒼山滝くん、蒼山滝くん、至急、職員室まで来なさい」

アナウンスで俺が呼ばれた

「んん?? 俺が??」

「なにしたの?滝」

「分からないなー、とにかく向かうか」


職員室では

「蒼山ー 今すぐ帰りなさい」

「はあ!?」

「まだ午前中ですが、って言いたいんだろ? 今お前の親戚から連絡が来てな なんでも、お父様が危ないそうだ 危篤状態、とか」

俺は混乱した

人はいつかは死ぬ、それは分かっていた

けれどこんな突然に

「先生…俺…」

「学校のことはいいから、早く、帰りなさい!」

「は、はい!!」

なんてことだ 話が違うよ親父

なんで?なんで死ぬの?

確かにいつも親父は家にいなかったけれど

それが原因だったの? ねぇ、親父 生きてよ


危篤状態とは聞いていたけれど、空の様子がいつもと違っていた

「……不穏な空気だ」

雷が止まらない

家に帰る途中の矢先の出来事であった

「!? あれは!?」

俺が上を見あげていると、空から人が降ってきた

「大変だ!!」

俺は間一髪で、落ちてきた人を助けた

その体は重く、耐えられなくなり地面に横たわった

「いてぇ…!! な、なに!?」

その人は、俺の親父だった

「なんで…!?空から…!?」

困惑していると、白いフードを被った男性が現れた

「…遅かったか 」

「あなたは…」

「私は、シルヴァ・トラーズ そいつの指揮官だよ 君は?」

「俺は、蒼山滝」

その人は大変に驚いていた

「なに!?? 息子だと!? こんな、こんなことが…!!――」

「親父は助かりませんか」

「……急いで、能力者施設へ!!敵が来るうちに、早く!!」

司令官が親父を抱えると、白い光線が親父を襲った

「親父…!!?」

「ふ、呆気ないな」

そいつは突然現れた

「誰だお前!!」

「私は蒼山家を憎む能力者…"カルテー二"だ」

「カルテー二…!?」

「蒼山貴明の力はこの世界を滅ぼす程の力を持っている 私は、その力が欲しい!!」

俺は許せなくて、涙を流しながら睨みつけた

「許さない!! 親父を、こんな目に合わせるなんて!!」

「親父? はは、さては貴明の息子か 尚更憎むよ 貴明の幸せなど、私が奪う!!」

「お前にそんな権利なんか、ない!!」

俺の体には既に、この時点で髪が伸びて、青いオーラが身体中にまとっていた

「滝…君は…能力者…!?」

「司令官!!俺も戦いたい!!親父の為に!!」

(ああ、また始まるのか 悲しい戦いが…)

「滝くん 君はこれを、持ちたまえ」

俺は長い棍棒を渡された

「これは…」

「これは、貴明が使っていた武器だ!! 」

カルテー二は暴走を初めていた

「はははは!!私は貴明の力を奪った!!私は無敵だ!!」

俺は力を振り絞り、カルテー二に立ち向かった

「いくぞカルテー二!! 俺の力見せてやる!!」

「滝くん!!」

司令官は親父を抱えながら俺に向かって叫んだ

「既に能力者である証拠のオーラが出ている!!叫ぶんだ、貴明の必殺技である、"天華乱舞"、と!!」

「親父の技…」

カルテー二は俺に襲いかかってきた

「能力者なら容赦はしないぞ!! 特に蒼山家ならな!!はーははは!!」

俺は武器を構えた なぜか、なにも考えずに技名が浮かんでくる

「"地よ砕け…天よ、我に力を!!」

竜巻が現れ、地響きが起きる

「な、なに!?」

「"天華乱舞"ーー!!!」


<挿絵>

挿絵(By みてみん)

俺の戦いは、ここから始まった――


親父を抱えて、司令官がいる能力者施設へテレポートで向かった

「親父!!」

「滝くん、残念ながら貴明の脈はない」

俺はその場で泣き崩れた


「親父…親父……っああああーーー!!!」

悲しみで、髪は腰まで伸びて、能力(ちから)も暴走した

俺はこうして、戦う能力者へと変貌したのだ――


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ