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とあるどこかの冒険者日記  作者: 笹木 闇夜
2/11

2日目

取り敢えず、自分一人でできそうなクエストを受けることにした。クエストの内容は薬草の採取だ。正直、これ冒険者に頼まなくっても取ってこれるよね、やる意味ある? と思ったが口にはしなかった。最初に受けれるのがこれぐらいしかなかったので、しょうがなく受けた。


 森に入って薬草を見つけて必要な数、採取した。帰り道にレアモンスターの《ゴールドスライム》を見つけた。噂じゃ、一体討伐するだけで高級装備を揃えられるぐらいの報酬がでるらしい。


 とてつもなく硬いらしいが、所詮スライムだから弱いだろう、ラッキーこれで俺も中級冒険者の仲間入りだと思い、切りかかったら、5000(ゴールド)で買った鉄の剣が真っ二つに折れってしまった。


 ゴールドスライムにも逃げられ、俺は泣く泣く薬草と真っ二つに分かれた剣を持ってギルドに帰った。報酬はたったの1000Gしか貰えなかった。帰りに中古の剣を2000Gで買っていった。


 酒場で食事をしていると、俺の逃したであろうゴールドスライムを討伐して金持ちになった冒険者がいると聞き、俺は宿の隅っこで少し泣いた。


残り全財産1250G。得たものは見た目が金色のモンスターはとてつもなく硬いという教訓だけだ。先は真っ暗だ。


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