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短編小説・詩 企画参加作品

浅緑

作者: 藤乃 澄乃

憧れと現実は違うもの。ふと気づいたこころの芽。


【なななん様のかっぽう企画】

テーマは「学校」


〝新緑に絡むもの〟

〝新緑を想像させるもの〟


を入れる事。

教室の窓の外に

あなたの笑顔を探すの


無造作に延びた

浅緑あさみどりの若葉のすき間から


校庭で走るその姿

目で追うわたし

授業も上の空


不意に指名され

しどろもどろで

答えるわたしに


みんなは少し笑ったけれど

助け船をだしてくれたのは

いつも嫌味なアイツだった



夢から現実に引き戻された

憧れはただの憧れで

現実はそれでも厳しくて


周りを見渡せば

今まで見えなかったものが

だんだんと見えてきた


気がした



嫌味だと感じていたのは

わたしのこころがまだ蕾だったから


ふと気づいた新しいこころの芽に

柔らかな風が通り過ぎた



お読み下さりありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 教室の窓の外、浅緑の若葉のすき間から目で追う、走り姿。授業も上の空の自分を、助けてくれた優しさに、ふと気付いて。 本当はずっと近くにあった、新しいこころの芽。 柔らかな風がこちらまで吹い…
[良い点] まさに青春。青い春ですね。 フレッシュな心地がしました♪ ドラマが始まる予感!? このあとの展開が妄想されてしまいますね♪ [気になる点] 夢から目覚めたあたり、 前後のつながりを打ち消…
2018/04/27 20:33 退会済み
管理
[良い点] 瑞々しいですね。 新緑を感じましたよ~。 ……いいなぁ、若いって。(*^^*) と言うか、若かりし日々を思い出しました。
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