※ 当小説の概略について(閲覧推奨)
この度は当小説に興味を持っていただき、ありがとうございます。
この小説はある程度は作品単独でも愉しんでいただけるよう作っている心算ではありますが、作品そのものを拘束する設定がいくつかあり、内容が唐突になっている部分がありますので、以下に記載する解説をお読みいただければ幸いです。
1 小説そのものの背景について
当小説は、十年ほど前に書いていた小説の外伝として、当時に執筆したのを加筆訂正したものです(その本体となる小説は未掲載)。
内容としては、作中世界におけるトリックスター的人物が過去に何を仕出かして作品舞台に来ることをなったのか、を表しています。
そのため、筆者本人の意図としては「このキャラクターは今も昔も変わらずにイカれている」のを示すのを目標としているのですが、前提となる作品が無いので唐突にイカれた人物像を読者に提示する羽目になってしまっています。
2 小説の様態について
当小説は、作品の様態(形式)として「週刊誌の連載小説」という体裁をとっています。より正しくは「週刊誌の連載小説が単行本化した際に付け加えられた新編」という体で執筆しています。
このようなややこしい様態にしたのは、一つには主人公格のキャラクターが基本的に物語においてメインに据えられる様なキャラクターではないことを示すため。
もう一つは、当事者以外の人物が未来から振り返ることによりキャラクターの異常性を際立たせたいとの筆者なりの意図があったためです。
3 結局のところ
伏線めいた部分は回収されませんので、深読みせずに楽しんで頂ければ幸いです。
4 最後に
この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。