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急
5
小雨ふる
見上げると ラブ 瞳に溜まる
残ったプライド掻き集めよう
愛なんて
知らない木屋町先斗町
濡れそぼった夜 溺れるバケモノ
ねえだれか
たすけてよってきこえない?
愛いらないとか ジャリ噛むプライド
その時さ
優しくあたしの頭を撫でて
待たせたねって もう どうしよう?
応えなき
一方通行 爛れるくちづけ
それで瞬殺? ラブテロリストめ
6
こなごなの
心の欠片を盗んだけれど
砂のマネキン 流れて崩れた
この金貨
みせてあげたい 友達に
なってください 金貨に刻んだ
終わっても
心を裏切ることはない?
それさえなければ さあ召し上がれ?
キラキラと
心の欠片が舞う商店街
ゆうべあなたと結婚したよね
この詩とは、ほとんど関係ないけれど、あらためて、T.M.さんは偉大ですねぇ。関係なくもないのは、「序」の「中也か 松本?」というところの「松本」がT.M.さんだというところと、タイトルの「こころの欠片」がもろ真似だというところと、この詩ぜんぱんのイメージもおかりしているかもしれないですね。