表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

第二話だ。

嶺央を連れて外に出たわけだが…。

外にもまた厄介な連中が…いや、一部厄介ではないんだがやっぱり厄介な連中がいた。

「おっはよー!愛莉ちゃんっ!」

「はよー」

「おはよー愛莉」

「もう、遅いよー」

はい、この四名。

始めに元気に出てきたのが見た目は小学生、本当はあたしの一個上の先輩の横尾路翔。微妙にだるそうなのが八神仁。三番目に出てきたのが女子の結城真琴。おはようすら言わないのも女子の神崎絢香。

普段こんな感じでみんなといるけど、あたし以外はみんな芸能人とかそんなのばっか。

なんであたしだけ一般人だって?それはまあ、見過ごして。


毎日こんな感じで登校してるが…。

「先輩、暑いです。離れてください。」

「やだよー」

さっきから先輩がくっついて離れないんですけど…。PSPもやりにくいし……。

これが嶺央とかだったら殴り飛ばしてたよ…絶対。

どんなに言っても離れない先輩。あたしは強硬手段に出た。

あたし以外の女子二人に引き剥がしてもらって逃げる。

この作戦は成功した。女子二人を引き連れて学校までダッシュ。

それがなんだか楽しかったりする。


それからはいつも通り普通に過ごしてた。

授業中は寝て、休み時間はPSP。このせいでテストの点が悪いのは日常茶飯事。

「あー…クリアできないー…」

ある日の…というか今日だけど、休み時間。

ひたすらゲーム攻略に勤しむ日々。今日はモ○ハンで一狩りしてます。

「ジン○ウガ強すぎ…」

どんなにやっても無理。はあ…どうしよう…。

『愛莉、ジンオ○ガは水属性の武器が有効と前から言っているでしょう』

「あ、ごめんごめん」

「愛莉?誰に向かって話してんの?」

「あ、いや、なんでもない。で、なんだっけ?」

「聞いてなかったの?真琴ちゃんがあの三人のコンサートチケット手に入れたから日曜日行かないか、って。」

「誰が嶺央のなんか…」

「予定あった?」

「あー…あたしは狩りの約束が…」

「じゃ、それ外でいいよね」

「は?」

「じゃあ決定!」

「なんで!?」

行きたくねー行きたくねー…。

「どんだけ俺のこと嫌いなんだよ」

「ゲッ…嶺央…」

「全部口に出てんだよバーカ」

「うるさい!嶺央のバーカ‼」

「喧嘩が始まっちゃった…」

「もう止められないわ…」

結局、あたし達の喧嘩は誰も止められなく、先生がどうにか止めたのでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ