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猫犬  作者: アホ
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犬猫、および猫犬がいる世界で、人間は特に意味もなく存在感を亡くしていた。

彼らは自らを間人と名乗り、それはカントと呼ばれるべき言葉だった。

人間に手懐けられ飼われていた猫や犬は次第に間人を馬鹿にし出した。

間人を罵る特有の鳴き声が猫たちの間で生まれ、犬たちも同調した。

鳴き声が起こると間人たちの顔が苦痛で歪んだ。

飼われている間馬鹿にされ続けた恨みを晴らしているかのようだった。

少子化のせいで日本の人口は15万になろうとしていた。

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