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ンボンボというのは生物でもなく植物や岩などの物質ですらなかった。
ンボンボはンボンボだからなにか属性などによって表現することは不可能だった。
ところが彼は机の下に潜ることが出来た。
みんなが学校で教わる防災行動をンボンボもとることが出来た。
途方も無いことが起こり続けるため、じっとしている訳にもいかず防災行動をとるのが適切に思えた。
ンボンボが我慢し続けたのは300億年ほどだったらしい。
ビッグバンが分離し元の世界に戻った。
ようやく嵐が収まったのだ。
ンボンボは安堵して別ビッグバンの様子を再び眺めた。




